時間が経っても記憶に残りそうな一冊

読み始めて感じたこと=軽いようで重い。その理由を考えてみましたが、普段、私が読んでいる本は、どちらかといえば男性が主人公、恋愛とは一切縁がなし、何かを解決してハッピーエンドなど、そして、基本的に他人事だからかな、と思いました。 その内容は、多くの方が似たようなことを生活のどこかで経験するようなことの組合せだと思います。冬子と聖、冬子と三束さん、仕事、お酒、服装など、小説の中のところどころに読者の生活や人生と重なるような部分があり、それらが小説の中でつながり、読者の頭の中では別のストーリーとしてつながる、そのような感じです。 読んでいるうちに、ストーリーにのめりこみ、自分自身の物思いを高密度で集約。時間が経っても記憶に残りそうな一冊だと思います。