一生大事にしたい本

しょっぱのインディラのエピソードから心を掴まれてグイグイ引き込まれていった。リトル・アリョーヒンに感情移入してインディラに想いを馳せた。 物語は静かで淡々と流れていくけど、決して淡々とした話ではなく感情を揺さぶられる。マスターとの日々は特に好きで、匂いや景色がありありと浮かんでくる。 チェスの表現力一つとっても美しく、美しいだけでなく、チェスの良さ、深さ、本質をチェスのわからない私も感じることができた。頭で理解するのではなく、感じることができたのだ。 心ない人も時には出てくるけど、優しさに包まれた物語だった。最後はじんわりと涙したくらいです。 一生忘れられない本。一生大事にしたい本になりました。無人島に本をもっていくならと聞かれたら、まずこの本を挙げるでしょう。