女としての幸せは

待ちに待ったシリーズ第6弾。しかし、今回は料理への開眼は少なく、澪の人生を左右する話がこれでもかこれでもかと押し寄せる。 吉原で天満一兆庵としての出店の勧誘、これで太夫となった親友を助ける路となり恩人の店が出せると思う中、敵の登龍門から奉公人付きで、支店を格安で譲る話が持ち込まれる、ただし澪を料理人として差配をする条件。 朝日太夫に近づく事が出来、天満一兆庵の名を立てるか、登龍門をつる家として名を馳せフキ兄弟を一緒にしてあげるか、つる家の主に対する恩との間で悩む澪。 この後、哀しいほどに好きな、思い人、小野寺、本人から女房殿にならぬかとの驚愕の申し出。 それには、全てを捨てなければならない。好きな人と一緒になれること、周囲の祝福、しかし、まだ迷う澪。これ以上書くと読む面白さがなくなりますので辞めます。 ただ、源斉との恋をあきらめて、いやいや番頭と結婚した大店の娘、美緒が訪れ、自分を心から見守ってくれる男と居ることが如何に幸せかを語ることが、澪の今後の人生を暗示しています。 澪の心星とは・・ ひとつ気になるのは、美緒がいつも伴も連れず一人で来ること。大店の御嬢さんの時もそうでしたが、結婚した良家の婦人が一人で出歩くことは無かった筈だと思うのですが。