「黄昏の岸~」より泰麒と李斎の物語。「海の風~」初めから互いを思う絆が短いながら伝わってきていたのでとても良かった。泰麒の心の傷が苦労人の強かさに成長して、李斎の視野や考え方が将軍だけど優等生のスーパーウーマンじゃないので、心配しながら応援できる。でも協力者の描写に厳しさ辛さがあり、やっぱりほろ苦い。心に何かしら刺さる物を残すシリーズだと思う。結末を史書で語るのも、突き放し感が物語っぽくて余韻と想像力をくすぐるので私は好きです。とりあえず戴は決着がつき良かったです。次は作者が元気なうちに他国の話が読みたい。まだまだ深く語られていない国が多すぎ。十二国あるんだからね、忘れないでください!