美術館に行きたくなる。
4人の画家の生活、創作姿勢や生き様が、側近(家族、友人、使用人等)の目線によって語られる形式の物語です。どの語り手からも、それぞれの画家に対する深い尊敬の念や愛情が感じられました。「史実を基にしたフィクション」とのことですが、フィクションということをすっかり忘れるくらい、彼らが本当に斯様な日常を送っていたのだろうと想像しました。著名な画家たちがどのように創作に向き合い、生活していのかが垣間見れ、またこの時代背景やフランスの郷土・文化についても知ることができ興味深かったです。
本書の最後に出典一覧がありましたが、たくさんの文献や調査に基づいて書かれており、このような小説を手に取ることは、作家さんがたくさんの時間と労力をかけて凝縮したエッセンスをいいとこ取りできる、読者冥利に尽きる作品だと思いました。
この本を読んでいたら、しばらく足が遠のいている(もう数年行っていません)美術館に、またぜひ行ってみたいと思いました。
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