佐伯章子を中心にクラスメイト、担任、両親それぞれのパートがあり、 現在進行形で起きている社会問題が目をそむけたくなる様な展開でつづられています。 権力やお金のためにひざまずく心を持たないゲス 地位名声を得て立派な人だと評される輩のゲス趣味 貧困、子供、女性 社会的弱者が容赦なく追い詰められる様 ネグレスト、いじめ、性的虐待 心を守るため感情を消すのか、自分を消すのか、親を消すのか… こんな選択をさせてしまっている大人達。 こんなにも踏みにじられる事があっていいのかとその描写に乗り物酔いした様な気分になりました。 あとがきは作者ご本人港かなえさんが現実を知って欲しい。 これらは特別な事でなく普通の生活において現在進行形で起きていることなのだと。 多くの人が知ることで身近な子供達の救済や抑止力につながるかもしれないと記されてます。 最後大人たちに助けてもらおう!と決めた章子と亜里沙の未来がどうか開けますように… 沢山の方に読んでもらいたい一冊です。