部屋は広めの畳8畳。床の間と昔の宿には必ず有る、窓際の廊下スペース。部屋は昔ながらのドアノブ固定式の鍵がついた木の扉の奥に上り間があり、もう一つ襖の扉(壊れていてしっかり閉まらない)が有る。日当たりも良く、大きな窓から赤岳が見えて絶景。作りは古いが清潔感の有るよく清掃された部屋で、気持ち良くくつろげる。 トイレは各部屋にはなく、各フロアに一箇所。男性用は便器の部屋が一個しか無い。 風呂は洗い場が4箇所。シャンプーとボディーソープが洗い場に有る。 湯場への入り口の引き扉の取手が壊れていて指を切りそうに成る。あちこち壊れている。シャワーヘッドの差し口が回転してしまう。鏡も劣化していて下の方がタダのガラス。だが趣はある。椅子と桶はよく手入れされていて綺麗。 食事は美味しい。出遅れるとちょっと冷めてしまうので時間前に行くと温かい物が食べられる。 冷めた場合、温め直しも快く受けてもらえる。ありがたい。 量も結構多め。お腹いっぱいに成る。味噌汁がめっちゃ美味しい。お代わりしたかった。 暖房は石油ストーブが1個ある。かなり温かい。冬はこたつも有る。布団もよく干されていて気持ち良い布団。変な匂いもなく、良い睡眠でした。 フロント前に「ごぼう茶」がポットに入れて置いてある。コレもめっちゃ美味しい。部屋に持っていきたいくらい。 部屋にはポットなどがなく、コンセントも部屋の隅にしか無いので必要な電源コードは持っていく方が良い。お湯もティファールなどを持っていくと好きな時にコーヒーなどが飲める。スマホの充電などもするのなら、延長コードを持参する事を勧める。 設備は最低限しか無く、あちこち傷んでいて見た目は悪いが不思議と不快感はない。よく清掃が行き届いていて主人の気配りを感じる為であろうか。 夜は星の観察会も行われ、星空案内人の有資格者であるご主人が毎晩夜空を説明してくれる。 食後も楽しめる催しだ。 外観は昭和の民宿、昭和の合宿所、といった感じだが、中身もその通り。 見てくれだけ整った最近のホテルと違い、人の手で作り上げる「素朴なおもてなし」が味わえる。 古き良き日本の宿を思い出したい人、気持ちの通った民宿を体験したい人、是非宿泊する事を薦めたい。 忘れかけていた大事な何かを思い出せそうな気になれます。