数年前に観光で六角堂などを見学していた折、対岸の炭酸塩コンクリーションの白い崖の上に優雅に立つこの宿にいつか泊まりたいと憧れた。しかし、料理が全くの期待はずれ。夕食は和食の一般的料理レベル。その典型は金目鯛の煮つけの小さい切れ端の様(貼付画像)。宿のweb画像にある海鮮料理プランのような豊かさではない。 そして、朝食(貼付画像)はこのランクの宿にしてはあまりに貧相で量も決定的に少なめ。それは他の人も言っていた。学生時代の合宿所の朝食に近いレベル。お茶はセルフで無粋なヤカンの底に鎮座する出がらしのティーバッグに自分でお湯を注ぐ。このランクの宿なら定番の牛乳・果物・ヨーグルトなどない。コーヒーは香りコクなしのインスタントの様。それを断熱仕様のない安物の紙コップで飲む。ほぼ毎月、関東を中心に温泉旅行に出かけている私たち。このようなコスパの悪い料理を提供されたのは初めて。観光ホテルにもかかわらず、客に貧しい思いをさせるようなコストカットのまちがった方向性。これらはずっと以前より他のクチコミにも散見される。宿には「真摯に」改善の意思はないことが伺われる。旅の楽しみの一つは料理。非日常を求めて訪れる客の気持ちをその料理が見事に裏切ってくれた。 長くなりますが、今後のこの宿のために敢えて列挙します。 ・複数人で泊まるのに部屋の鍵を一つしか渡さない。・大浴場は遠い上にロビーを通過するのだから着替えやタオルを入れる移動用の手カゴは絶対に必要。それらは多くの宿では用意している。・部屋のお茶を飲もうとしたら急須がない。・1時間限りの抹茶サービスは特定少数の客しか体験できない。多くの宿でやっているコーヒーのフリードリンクorテイクアウトなどはない。・チェックアウト前なのに廊下でバタバタし、使用済みシーツなどが廊下に散在。興ざめ。10時以降にしてほしかった。この宿のオペレーションのベクトルを再考すべき。 決して場末の宿のランクではない宿にも関わらず、総じて改善すべき点が多く見られる宿だった。マンネリズムは接客業の敵。スタッフのホスピタリティ、湯、ローケーションが良いだけにもったいないことである。