建物も部屋の備品も、全て一昔前の匂いのする物ばかり。まるで昭和40年代の木賃宿のような雰囲気。めまぐるしく変化している東京の街の一角で、ここだけは時間がゆっくりと流れているような、そんな印象です。  こういう雰囲気を「古くさいだけ」としか評価しない人には、おすすめはしません。しかし、都会の、時間に追われるだけの生活から、一瞬ですが解放されたような不思議な癒され感がありました。  それは、わざわざ高い金だして、高いホテルに泊まってては、決して味わえないものであったと思います。  スタッフの方の応対も非常に丁寧でしたし、こういう雰囲気の残る宿は、いつの時代になっても、何らかの形で残っていたもらいたいものですね。