3月12日から二泊三日でお世話になりました。昨年の11月以来の宿泊となります。今回は、昨年の今頃から続いたコロナ禍の中での仕事が一段落しそうですので、骨休めのための休みを取ってきたという事情から、これまで以上にゆっくりとさせて頂きました。 いつもの「桐の間」で、鼓の音が聞こえてきそうな上村松園の絵が迎えてくれました。今回気が付きましたが、部屋に飾ってある他の3枚の絵も、非常に興味深いものでした。年期を感じさせる掛け軸は、つがいの孔雀(鳳凰?)という縁起物、2枚の欄間額の内の1枚は螺鈿(風?)の富士山、もう1枚は桐の花と雀というこの部屋に因んだもの、ということに気が付き驚いた次第です(貧しい鑑識眼ですので間違いならお許し下さい)。宿泊された皆さんが書いておられる通り、古い建物・建具ですが行き届いた日々の掃除や手入れは勿論のこと、昔の価値ある物を丁寧にメンテナンスされているので、来るたびに新たな発見があります。女将さんとご主人のお人柄がにじみ出る自然なホスピタリティも、穏やかで心地良いものですので、古き良きもの、地味なれど良質でエコな接遇を好む方には、適したお宿かと思います。 今回は、1日目は聖林寺で塗香づくり体験の後、ご住職の案内でご本尊の地蔵菩薩、国宝の十一面観音にまつわるここでしか聞けない様々なお話が拝聴できました。聖林寺までは多武峰街道を辿って片道30分程で歩いて往復できました。2日目は、室生寺と長谷寺で、真言密教の御仏を時間をかけてじっくりと拝観することができました。コロナ禍に加え、雨が降っていたこともあって人も少なく、コロナ関連の「三密」を気にせず、真言宗の「三密」の一端に触れることのできた2日間でした。 今回も、色々とご配慮頂きありがとうございました。イチゴ、美味しかったです。大和茶も桜井のことを思い出しながら頂いています。