別所温泉駅から町外れの南方向へ延びるそれほど広くはない県道177号線を5分ほど歩くと、次第に道が狭くなる代わりに旅館などの建物が建ち並び始め、別所温泉に3ヶ所ある共同浴場のひとつ「大湯」に突き当たったら右へ曲がって少しのところに位置するお宿で、駅からは徒歩10分程度でした。 間口は狭いものの非常に奥行きがあり、古い建物だと思われますがあちこちがモダンな雰囲気にリノベーションされていました。傾斜地に建てられているためか、建物によってフロアレベル表示が異なり2階にいたはずが1階になっているなど、奥へ奥へと延びるカーペット敷きの廊下とあちこちにある階段に惑わされ、探検気分でとてもわくわくしました。チェックインの際に部屋まで案内してもらわなければきっと迷ったと思います。 なお、部屋に案内された時にはエアコンが暖房運転していましたが、季節柄かなり冷えたため、別に設置されていたファンヒーターの説明をしてくれたらよかったな、と思いました。 また、掛け布団の丈がそれほど長くなかったため、肩まで掛けると足が出る状態で難儀しました。冬場は大きいサイズだとありがたいです。 別棟となっている大浴場棟へは庭を横切る渡り廊下からしか行けず、お風呂は無色透明で硫黄臭のする温泉が注がれ、一部のシャワーカランからも温泉が出るほか、脱衣所外の洗面台蛇口からは飲泉できるなど、豊富な湯量を夜通し実感することができました。ただ、温泉のシャワーは通常のシャワーより湯量が少なくてぬるかったため、2月の寒い時期には使いにくかったのが残念です。 夕朝食は一手間二手間掛けられた一品が小鉢などで並び、どれも美味しく頂けましたが、いずれも小さめ・少なめだったので、量はもうすこしあってもいいのではないかと感じました。また、食事のテーブルにペーパーナプキンがあると便利かと思いました。 ひとつ要望としては、宿の近くにはコンビニがなく、自販機も「大湯」まで行かないとないため、館内に飲料の自販機があればとても便利ではないかと感じました。 従業員の皆さんの対応もよく、食事もおいしく、ゆったりのんびりとくつろぐには最適で、機会があれば何度も訪れたいお宿だと感じました。