温泉に求めるものは人それぞれでしょう。そして、数ある温泉宿の中から敢えてこの宿を訪れようとする人は、きっと「秘湯感」や俗世間からの「隔絶感」を求めて、やって来るのだと思います。
その意味において、この宿の「秘湯感」「隔絶感」は100点満点。宿にたどり着くまでの過程からして、非日常の体験となるのは間違いありません。
しかし、そういうものを求めていない人、ある種の「秘境ネタ」として訪れてしまった人にとっては、やや辛い部分もあることでしょう。誠に失礼ながら、私はそのクチでした。
山中の駐車場まで自家用車で行き、宿の自動車でお迎えに来て頂きました。お迎えは誠に有難かったですが、駐車場は大きな石でボッコボコ。RVではない普通の乗用車である私の車は2~3回激しく腹を擦りました。
部屋は築年数相応の感じで、まぁ仕方ないかなと思いましたが、何しろカビ臭い(泣)帰宅してからも服や鞄がカビ臭かったです。それから、山の中なので仕方ないことではありますが、虫が多い。宿側も「虫が多いですよ」と案内していますし、殺虫剤やハエたたきなども準備してくれているので、その覚悟もなく行った私が悪いのですが。
ご飯はとても美味しいです。が・・・やっぱり、葉っぱの天ぷらばかりそんなに食べられなかったなー。「山菜の天ぷら」と言いますが、多くは「木の葉」の天ぷら?申し訳ありませんが、半分くらいは残してしまいました。
温泉のお湯はとてもいいです。しかし湯船・浴室の小ささ、脱衣所の清潔感、部屋からお風呂が遠いことなどを総合すると、この面でもやっぱり辛かったです。
冒頭書きましたとおり、温泉に求めるものは人それぞれでしょう。そして、この宿の評価が非常に高いのは、この宿独自の「秘湯感」を求めるコアなファンが多く訪れているからなのだと思います。
私のようなヤワな旅行者が行ってはいけない宿だった。今となってはそう思います。私が感じた上記のような不満は、宿が悪いのではなく、私が悪いのです。
現代的な心地よい温泉リゾートを求める旅行客は、選択しない方が良いでしょう。つまりは、元々そういう宿ではないということです。
このような意見があることも、ひとつの情報として有益だと思うので、失礼を省みず敢えて記します。求めるものに合った宿を選択しないと、客も不幸ですし、宿にとっても不幸な結果となってしまうことでしょう。
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