外見は普通の小さめの旅館。中に入ると田舎のおじいちゃん家に帰って来たかのような懐かしさを感じる調度品。そして部屋はやっぱりおじいちゃん家の1室といった感じで、廊下から襖で仕切られているだけ。なのでもちろん鍵はありません。そしてトイレと洗い場も男女共同。ここまで書くと「なぜ5点!?」と不思議に思われるかもしれませんが、この宿に泊まるまで旅おいてこれほど「食」が重要な位置づけを占めるとは私もこれまで知りませんで、私自身もびっくりしています。それほど、すべてにおいて食事の素晴らしさが他を圧倒して素晴らしいのです。 前日には3倍の値段の宿に泊まったんですが、そこで食べた肉よりもおいしく、高級肉屋で働いていた私もびっくり。あまりの美味しさにあっという間に平らげてしまいました。その他、鮎の塩焼きやらお刺身やら、どんどんと豪華な食材が並べられていきます。私たちのときは焼いたシイタケも出てきたんですが、これはぜひお肉と一緒に食べてみてください。ほっんと感動的な美味しさですよ。そして注意点は、蕎麦。温かい蕎麦なので食べ初めに持ってきてもらってしまうと延びるのを警戒して他の料理をしり目に急いで食べないといけなくなってしまいます。後半になってから頼むとゆっくり食べられてよいかもです。そして極めつけは干し柿!これまた絶品で、買って帰りたかったほど。しかし今年は収穫時期じゃないようで、また収穫のタイミングも悪かったようで、残念。 さらに宿の方々も気のいい人ばかりで、お風呂は部屋ごとに交代制ながら貸切で一緒に入れますし、次の日朝早く出たかったので相談したところ、朝食の時間はかなり融通を持ってくれましたし、帰りも車が出るまで見送ってくれたり、写真が趣味だと伝えたら写真スポットや良い時期を教えてくれたりと、ホスピタリティにも感動しました。洗練されたサービスも良いですが、こういった人と人の温かい交流がもたらす感動こそ次世代に残し伝えていってほしいなぁ…としみじみ感じます。 この宿は袋田の滝からは遠いですが車があれば許容範囲内ですし、矢祭山や月待の滝にはむしろ近いので、立地も良い感じです。また四季折々に利用させていただきます。ありがとうございました!