別府での地獄巡りを終え、レンタカーを走らせること約一時間、突如現れた湯平温泉の石畳の奥に「いづもや」はありました。 そこで過ごした時間は、現実を忘れさせてくれる、まさに極楽と呼ぶにふさわしいものでした。 穏やかな笑顔で迎えてくれた女将さんは本当に愛想がよく、これは良い宿だと直感しました。 案内された離れの部屋は、水回りも含め隅々まで清掃が行き届いており、細やかな心遣いが感じられました。 食事も一品一品が本当に美味しく、心もお腹も満たされました。 何より素晴らしかったのは、温泉です。離れの内湯、露天風呂どちらも最高で、湯船に浸かった瞬間、「ああ、このために来たんだ」と心の底から思いました。まるで化粧水に包まれているかのようでに肌がすべすべになり、「良い湯」の意味が初めて分かったような気がしました。 コンビニもなければ、土産屋などもあまりない鄙びた温泉街ですが、本当に大切なものはある、そんな場所です。 疲れた心を充電したい人に是非お勧めします。