昭和時代に建てたRC造の畳の無い無機質なフローリング空間にベッドで寝ていると、最近は無性に畳が恋しくなる。座敷(俗にいうところの和室)に身を置いてみたくなるものだ。そしてここは単身での予約時に「和室」しか選択肢が無かったので、私にはまさにうってつけだった。
施設着。案内にある二間続きの部屋に入ってみる。まず入り口から最初にある「次の間」だが、驚いたことにそこに布団が敷かれていた。「次の間」とは「入口を開けて(本間の)寝床が直接見えないようにするために区切られる場所のこと」じゃなかったのか。(控室ですよね?ここ・笑)
次に「本間」だ。この本間、そこは「広縁」が付帯して無い(まさかの)部屋だった。私はこの「広縁」無しを目の当たりにして「設計ミス?」「面倒なので妥協した?」「洋室からのリノベーション?」、等と色々と推測してしまった。
最近私は加齢のせいで座椅子に一度座ってしまうと立ち上がるのが苦痛になった。それに平坦な場所で胡坐をかくと、体が硬くなったので後ろにひっくり返ってしまう。だから「広縁」での一服はいつもの「ローテーション」になるはずだったのだ。そしてこの畳敷きの部屋の窓は全面ガラス張りなので、和室感に乏しい。やっぱり「ここは洋室からのリノベーションなのか」と勘ぐってしまう。
また部屋は西向きなのでサンセットが望める。だが施設の西方には施設駐車場と国道、それと国道沿いに民間の建物などの障害物があって、サンセットビューはそれほどではない。
以上、滔々と浮かんだ印象を述べたが、中でも「和室」と呼ばれる空間は「次の間」」を廃して「広縁」にリノベーションをしたら、何倍も施設価値が向上するように思う。他方、格安にリブランドしたこの施設、取捨選択をすると、その投資は諦めざるを得ないだろうとも思う。
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