入院している家族の見舞いのため1人で宿泊しました。宿の近くには飲み物の自販機くらいしかないので、飲食物は駅前のコンビニやジャスコで買い物をしてから行くのがおすすめです。
建物は古く、特に卓球台のある広間はかなり老朽化が感じられましたが、掃除は全体的に行き届いています。
鍵はカードキーではありませんが、持ったまま外出できます。
部屋は海辺の宿の特徴で湿度が高いです。(曇りの日でしたが、空気清浄機の表示で湿度70%前後)、私は一晩中エアコンをドライにしていました。
部屋にはなぜか2リットルの水が用意されていますが、1人では使い切れず、もったいなく感じました。お湯は廊下にポットで用意されていますが、茶葉はないため、温かいものを飲みたい場合はコーヒーや茶葉の持参が必須です。寝巻は部屋にはなく、数百円で借りることができます。
私の泊まった和室の角部屋は眺望ゼロ(障子をあけたら曇りガラス)だったのでやや閉塞感がありました。また、隣がスナックとのことで、酔客の声が非常にうるさかったです。宿のご主人は翌朝しきりに謝ってくださいましたが、うるさいのはホテルのせいではないですし、こればかりは運が悪かったです。気になる方は、あらかじめ静かな部屋をとお願いしておくのがよいかもしれません。
大浴場は1時間ごとに男女交代でやや忙しく、貸切風呂は2人からしか利用できないとのことでした。せめて女性専用の時間は2時間単位にしていただけたらと思いました。
チェックアウトが11時と遅めなのは良く、翌朝、チェックアウト前に無料の自転車を借りて前原海岸や郵便局、漁港のほうまで行くことができました。鴨川はバスが間遠な上に駅前のレンタサイクルは使える時間が決まっているので、宿で自転車を借りられるのはちょっとした移動にとても便利です。
宿のご主人はとても丁寧で、設備の古さをその人柄でカバーしている宿だと感じました。
宿泊そのものを楽しみたい方には正直向いていませんが、ビジネス利用などで寝るだけの宿だと割り切れば、立地はよく、大浴場もあって、コスパはよいと思います。
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