佐津温泉は聞いたことがない。友人に勧められて半信半疑で訪れた。カニ漁で殺伐とした香住湾の街と異なり、人が人として慎ましく暮らしていて可愛い30ほどの個人経営の旅館が軒を連ねて温泉街となっている。40年前辰巳旅館の先代のご主人が郵貯の仕事をしていて、この地に何かお金が落ちる興行をっと始められたのが温泉街のはじめと聞いた。家族経営のこの旅館では食事をはじめ様々な演出の舞台装置が仕掛けられて驚かせてくれる。そのことについては他の方々が述べられているので割愛する。女将さんがお茶の先生をされていて、お願いすればお茶室でお茶を点ててくださる。これはたまたまのことかもしれない。ゴールデンリトリバーくんがしっかり番頭役をしていて良く吠える。この屋のお孫さんが「ただいま」と学校から帰ってくる。佐津の海岸はここに暮らす人たちの宝でテトラポットなど人工的なものは排除されている。 清爽の行き届いた綺麗な砂浜だ。夏にまた訪れてみたいと強く思った。奇跡のようなといっては褒めすぎか