創業1682年の歴史のある旅館という謳い文句だが、建物は1990年に新築されたもので、昔の面影は全く感じられない安手のビジネスホテルである。「旅籠」という名称が付いていたので、ロマンを感じて選んだのに、期待を大きく裏切った。なぜこんな誤解を招くネーミングをするのか。  北国街道に面しているのでロケーションはいいのだが、中に入るとフロントの係員は電話中で、私の存在に気付きつつも、延々と話し続けていた。いっそ目の前の呼出ベルを叩きつけてやろうかと思ったほどだ。受付を始めるのに「大変お待たせしました」の謝意もない。客商売とは思えない最低の対応である。施設情報に「300年の歴史あるおもてなし」と大書きしてあるのが聞いてあきれる。  「信州朝ごはん」と銘打った朝食は平凡で、「皆様よりお褒めのお言葉をいただいております。」とはとても思えない。「食後のコーヒーも又格別です。」とあるが、食事の最中に持ってきたので困惑した。