このシリーズは図書館で借りて読んだ。すべて温まる夢のような話。その中でも本書は何度読んでも感動を覚え、手元に置きたくなった。借りた時も2~3回読んだと思うが、また2回読んでいる。 テレビ、新聞で冷たいニュースが溢れているので、この温かさに癒されたいのでしょうかね!
恩寵を図書館で借りて何回も読んだ。返してからしばらくしてまた読みたくなって借りて読むを繰り返し、本を入手しようと思うが、古書が98,000円もしたので諦めていた。改稿版が出るとのことで予約購入した。 恩寵で謎だと思っていたことが判明し、凄く分かりやすくなっていた。しかし、恩寵を再度借りて来て読み較べると旧著の良さが浮き上がってくる。村上響がなぜ架空建築を描いたかが新著では消えた。何故? また、謎が深まる!
活版印刷三日月堂で「ほしおさなえ」に出会い虜になって、彼女の作品を読み漁った。恩寵のように深く深く沈んで行くもの、三日月堂シリーズのように今の自分を顧みることを迫られるものがある反面、このようにホッとひと息つける作品がある。お父さんのバイオリンと三日月堂の中間に位置する感じがする。 新しいシリーズという事だが、この先どんな展開があるか楽しみだ。
取材に11年かけたとの宣伝文句は伊達ではない。何気ない演奏の描写が、半端な情報量ではない。また、コンクールの審査員の苦悩、その審査に対する苦情もさらっと流してはいるものの、充分な取材が伺える。ピアノ音楽が好きな私にはとても面白かった。一色まことのマンガ「ピアノの森」の一ノ瀬海が本作でも登場しているようだ。 ネット上に、「ピアノの森」のパクリだとする非難のHPが出ている。 やはり、私と同様の感想を持つ人もいたようだ。しかし、パクリだと非難してしまうのは軽率である。 曲の解釈の深さには敬服に値する。演奏者それぞれの解釈の違いを文で緻密に表現している。 コレをパクリだとしたら、ピアノコンクールを題材にした作品は書けなくなってしまう。 マンガと小説、それぞれが傑作である。
星たちの栞のメインである「銀河鉄道の夜」を再読した。カンパネルラの想いについて、以前はあまり考えていなかったことが分かった。さらに、この一次稿と二次稿も読んでみた。賢治がどれだけ深い思い入れがあったかを考えることができた。 活版印刷というアナログな世界に触れるだけでなく、人と人との繋がりをも考えさせてくれたこの作品に感謝の想いで一杯です。
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コンビニたそがれ堂 空の童話
このシリーズは図書館で借りて読んだ。すべて温まる夢のような話。その中でも本書は何度読んでも感動を覚え、手元に置きたくなった。借りた時も2~3回読んだと思うが、また2回読んでいる。 テレビ、新聞で冷たいニュースが溢れているので、この温かさに癒されたいのでしょうかね!
三ノ池植物園標本室 下 睡蓮の椅子
恩寵を図書館で借りて何回も読んだ。返してからしばらくしてまた読みたくなって借りて読むを繰り返し、本を入手しようと思うが、古書が98,000円もしたので諦めていた。改稿版が出るとのことで予約購入した。 恩寵で謎だと思っていたことが判明し、凄く分かりやすくなっていた。しかし、恩寵を再度借りて来て読み較べると旧著の良さが浮き上がってくる。村上響がなぜ架空建築を描いたかが新著では消えた。何故? また、謎が深まる!
菓子屋横丁月光荘 歌う家
活版印刷三日月堂で「ほしおさなえ」に出会い虜になって、彼女の作品を読み漁った。恩寵のように深く深く沈んで行くもの、三日月堂シリーズのように今の自分を顧みることを迫られるものがある反面、このようにホッとひと息つける作品がある。お父さんのバイオリンと三日月堂の中間に位置する感じがする。 新しいシリーズという事だが、この先どんな展開があるか楽しみだ。
蜜蜂と遠雷
取材に11年かけたとの宣伝文句は伊達ではない。何気ない演奏の描写が、半端な情報量ではない。また、コンクールの審査員の苦悩、その審査に対する苦情もさらっと流してはいるものの、充分な取材が伺える。ピアノ音楽が好きな私にはとても面白かった。一色まことのマンガ「ピアノの森」の一ノ瀬海が本作でも登場しているようだ。 ネット上に、「ピアノの森」のパクリだとする非難のHPが出ている。 やはり、私と同様の感想を持つ人もいたようだ。しかし、パクリだと非難してしまうのは軽率である。 曲の解釈の深さには敬服に値する。演奏者それぞれの解釈の違いを文で緻密に表現している。 コレをパクリだとしたら、ピアノコンクールを題材にした作品は書けなくなってしまう。 マンガと小説、それぞれが傑作である。
活版印刷三日月堂 星たちの栞
星たちの栞のメインである「銀河鉄道の夜」を再読した。カンパネルラの想いについて、以前はあまり考えていなかったことが分かった。さらに、この一次稿と二次稿も読んでみた。賢治がどれだけ深い思い入れがあったかを考えることができた。 活版印刷というアナログな世界に触れるだけでなく、人と人との繋がりをも考えさせてくれたこの作品に感謝の想いで一杯です。