少女マンガを夢中になって読んでいたのは 小学生の頃でした。 だんだん離れていき、10代なかばにはほとんど 読まなくなっていました。 なので、数十年ぶりの少女マンガです。 面白く拝読させていただいてます(^^) ** ただツッコミどころが満載で、あちこち引っかか るんですよね~~ アラ探しをしているつもりはないんですが、 ついつい辛口評価になってしまっています。 ** ということで、本編の感想を。 2巻の後半から3巻を経て、4巻の序盤で ようやく狩集家の騒動が終結しました。 ここまで引っ張るなら狩集家の因縁や系譜、 事実関係はもっと明確に描くべきでは ないのかなと思いました。 ** 3巻の中頃に、舞台劇のプロモーション映像 という形を借りて狩集家の秘密が描かれて いますが、陰惨な事件が起こる起源となるべき 出来事が、こうした小道具ひとつで処理される というのは、どうしてもおざなり感が否めない。 なので、読後は未消化な部分がいくつか残り ました。 ** 詳細はブログで触れています。
こちらの作品、1巻から読み進めていて、ずっと 気になっていたことがあります。 それは主人公、整くんの日常について。 ** 学生なのに一度もキャンパスが出てこない。 教室も研究室も、校内の風景も、食堂や中庭も、 なんなら勉強しているところさえ一度も出て こない。 ** 学生でありながら本業以外の部分しか描かれて いないので、もしや、学生とは仮の姿で正体は 別にあるのか、なんて思ったりもし、とても 不思議だったんですよね~~~ ** この5巻でようやく授業風景が出て、少しホッと しました(^^) ** さて、5巻ですが、放火事件を扱ったお話です。 そこにライカという謎の女性が登場。主人公に 暗号メッセージを送るという横糸が絡んでいます。 この暗号が読者置いてきぼり感満載でつまらかった なーと(^_^;) ** とりあえず私は5巻で打ち止めなので、なぜライカが 暗号を用いてメッセージを送るのか、その相手が なぜ整くんなのかはわからないままとなりそうです。 ** あと、もうひとつ気になっていること。 それは、ところどころに伏線のように描かれる、 整くんの子供に関する発言。 子供にそれをさせるのか、とか子供の心は乾く前の セメントのようだ、とか。 そういうときの整くんの表情は暗く重い。 自身の幼年期と重ね合わせているのかなと思わせる ような雰囲気があるので、真相は知りたいところ ですね~~ ** もっと細かい感想はブログの方で書いています。
ミステリと言う勿れ3巻です。 ** エピソードは、2巻の後半から始まり、本巻を経て 4巻の一部にまで跨った大長編。 主人公が、とある旧家の遺産相続騒動に巻き込まれる お話です。 連綿と続く因習に従い、生きてきた一族に起こる悲劇。 それは遠い昔の災いに端を発していた、といった感じ。 ** バスジャック事件同様、癖のあるキャラクターが大勢 登場し、銘々勝手なことをいう。 その話を聞きながら、読者にわかりやすいよう道筋を 建てるのが主人公の役割という印象。 特異な設定なのでエピソードもそれに添うように 風変わりだが、意表を突くような展開や二転三転する ような起伏はない。 ですが、一つ一つの出来事は丁寧に描かれています。 ** この巻はまだ途中ですが、しかし長すぎてちょっと 読みにくい。疲れました。 ** 現在5巻まで所有していまして、どの巻もすべて 12折(1折16ページ)でまとめられているんです よね。 次巻へ続くシーンも先が気になる引っ張りかたをして いるので、きちんと構成されているのはわかるんだ けど、個人的にはここまで長くする必要があったのかな と思ってしまう。 ** エピソードはときに削ぎ落とすことも必要なんだな と感じました。
ミステリと言う勿れ2巻。 メインはバスジャックのお話です。 ** バスジャック犯にはとある事件の犯人を捜す、 という目的があり、その容疑者たち数名を 乗せたバスが計画通りにジャックされるわけ ですが、そこに運悪く主人公の整くんが乗り 合わせてしまうんですよね。 しかし整くんはバスジャック犯に臆することも なく対峙し、真犯人を導き出す。 ・・・・・・・ というのがおおまかな流れかと。 ** 展開は、ストーリーが動くというより登場キャラの 会話だけで進む形式。 登場キャラたちには銘々くせがあり、誰が犯人で あってもおかしくないような演出がなされています。 感情的な会話の応酬は読み応えがあり、真犯人の 特異的な動作も伏線としてきちんと描かれているので、 解決編でも唐突感はありません。 心の闇を持つキャラたちへのミスリードもありつつ、 真犯人へと辿り着きます。 ** 密林レビューでは賛否両論ありましたね。 私は普通に面白かったです(^^) ** 他には短編が1本と、3巻へ続く長編が収録されて います。 短編は「つかの間のトレイン」というタイトル。 設定に無理がありすぎてリアリティも欠如しており なんというか……、これってファンタジーですか? と突っ込みたくなりました。 ** 「私失敗しないので」が有名なドラマのプロデューサー が「ドラマはフィクションだが、ファンタジーには したくない」といっていたのを思い出したw 良質なミステリーを目指すなら最低限のリアリティは 必要と考えます。 ** ・・でもミステリと言う勿れ。。 もしかして、ミステリーじゃないんだから細かな ツッコミはやめてね、という意味なのかしら(苦笑 ** すみません(汗 レビューが脱線しましたが、もう一つのお話は4巻で 収束する大長編なので、感想は次回以降で書こうと 思います。
この作品は以前タダ読みで2巻まで読んでました。 ** いつも1度読みで十分なので、すでに読んだものを わざわざ買う、ということはないのだけれど、 個人的にいろいろ気になる箇所があり~~ で、紙のほうを買いましたw ** 1巻1話目は、主人公、久能整が殺人事件の容疑者 にされるお話。 ** 小さな取調室が舞台となりストーリーは展開します。 突きつけられる目撃証言、証拠の品。それらに 動じることもなくベテラン刑事の追求をかわし、 あるいは論破する整。 ほんとによくしゃべります。蘊蓄や屁理屈の ラッシュw ** 取り調べ中、「事実はひとつだが真実は人の数 だけ存在する」というくだりがありました。 それで思い出したのが「相棒」シーズン1の中の エピソードでした。 ** 覆面強盗の被疑者が裁判で無罪になるんですが、 右京は「彼は無罪になったが、それは無実という ことではない」と呟く。 「無罪と無実」の違いは「事実と真実」の違いの ように考えさせられる一言だったので記憶に 残っていますw ** 肝心の事件ですが、無事解決します。 最後はなかなかのドンデン。面白かったです(^^) ** それと、ドラマ化だそうでおめでとうございます。 なんと月9だそうで(個人的に◎) しかも脚本が大好きな相沢友子さん。 嬉しすぎる。今から楽しみで仕方がないです。 ちなみに、整くん役は菅田将暉さんだそうですね。 個人的には賀来賢人さんだった。 絵的なイメージが賀来賢人さんだったので、 なんとなく違和感がw でも楽しみなことには変わりないですが。 ** ちなみに、ブログではもっと細かなことにも 触れています。 最後に、ねこサマ。テレビ化の情報ありがとう(^^)
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ミステリと言う勿れ(4)
少女マンガを夢中になって読んでいたのは 小学生の頃でした。 だんだん離れていき、10代なかばにはほとんど 読まなくなっていました。 なので、数十年ぶりの少女マンガです。 面白く拝読させていただいてます(^^) ** ただツッコミどころが満載で、あちこち引っかか るんですよね~~ アラ探しをしているつもりはないんですが、 ついつい辛口評価になってしまっています。 ** ということで、本編の感想を。 2巻の後半から3巻を経て、4巻の序盤で ようやく狩集家の騒動が終結しました。 ここまで引っ張るなら狩集家の因縁や系譜、 事実関係はもっと明確に描くべきでは ないのかなと思いました。 ** 3巻の中頃に、舞台劇のプロモーション映像 という形を借りて狩集家の秘密が描かれて いますが、陰惨な事件が起こる起源となるべき 出来事が、こうした小道具ひとつで処理される というのは、どうしてもおざなり感が否めない。 なので、読後は未消化な部分がいくつか残り ました。 ** 詳細はブログで触れています。
ミステリと言う勿れ(5)
こちらの作品、1巻から読み進めていて、ずっと 気になっていたことがあります。 それは主人公、整くんの日常について。 ** 学生なのに一度もキャンパスが出てこない。 教室も研究室も、校内の風景も、食堂や中庭も、 なんなら勉強しているところさえ一度も出て こない。 ** 学生でありながら本業以外の部分しか描かれて いないので、もしや、学生とは仮の姿で正体は 別にあるのか、なんて思ったりもし、とても 不思議だったんですよね~~~ ** この5巻でようやく授業風景が出て、少しホッと しました(^^) ** さて、5巻ですが、放火事件を扱ったお話です。 そこにライカという謎の女性が登場。主人公に 暗号メッセージを送るという横糸が絡んでいます。 この暗号が読者置いてきぼり感満載でつまらかった なーと(^_^;) ** とりあえず私は5巻で打ち止めなので、なぜライカが 暗号を用いてメッセージを送るのか、その相手が なぜ整くんなのかはわからないままとなりそうです。 ** あと、もうひとつ気になっていること。 それは、ところどころに伏線のように描かれる、 整くんの子供に関する発言。 子供にそれをさせるのか、とか子供の心は乾く前の セメントのようだ、とか。 そういうときの整くんの表情は暗く重い。 自身の幼年期と重ね合わせているのかなと思わせる ような雰囲気があるので、真相は知りたいところ ですね~~ ** もっと細かい感想はブログの方で書いています。
ミステリと言う勿れ(3)
ミステリと言う勿れ3巻です。 ** エピソードは、2巻の後半から始まり、本巻を経て 4巻の一部にまで跨った大長編。 主人公が、とある旧家の遺産相続騒動に巻き込まれる お話です。 連綿と続く因習に従い、生きてきた一族に起こる悲劇。 それは遠い昔の災いに端を発していた、といった感じ。 ** バスジャック事件同様、癖のあるキャラクターが大勢 登場し、銘々勝手なことをいう。 その話を聞きながら、読者にわかりやすいよう道筋を 建てるのが主人公の役割という印象。 特異な設定なのでエピソードもそれに添うように 風変わりだが、意表を突くような展開や二転三転する ような起伏はない。 ですが、一つ一つの出来事は丁寧に描かれています。 ** この巻はまだ途中ですが、しかし長すぎてちょっと 読みにくい。疲れました。 ** 現在5巻まで所有していまして、どの巻もすべて 12折(1折16ページ)でまとめられているんです よね。 次巻へ続くシーンも先が気になる引っ張りかたをして いるので、きちんと構成されているのはわかるんだ けど、個人的にはここまで長くする必要があったのかな と思ってしまう。 ** エピソードはときに削ぎ落とすことも必要なんだな と感じました。
ミステリと言う勿れ 2
ミステリと言う勿れ2巻。 メインはバスジャックのお話です。 ** バスジャック犯にはとある事件の犯人を捜す、 という目的があり、その容疑者たち数名を 乗せたバスが計画通りにジャックされるわけ ですが、そこに運悪く主人公の整くんが乗り 合わせてしまうんですよね。 しかし整くんはバスジャック犯に臆することも なく対峙し、真犯人を導き出す。 ・・・・・・・ というのがおおまかな流れかと。 ** 展開は、ストーリーが動くというより登場キャラの 会話だけで進む形式。 登場キャラたちには銘々くせがあり、誰が犯人で あってもおかしくないような演出がなされています。 感情的な会話の応酬は読み応えがあり、真犯人の 特異的な動作も伏線としてきちんと描かれているので、 解決編でも唐突感はありません。 心の闇を持つキャラたちへのミスリードもありつつ、 真犯人へと辿り着きます。 ** 密林レビューでは賛否両論ありましたね。 私は普通に面白かったです(^^) ** 他には短編が1本と、3巻へ続く長編が収録されて います。 短編は「つかの間のトレイン」というタイトル。 設定に無理がありすぎてリアリティも欠如しており なんというか……、これってファンタジーですか? と突っ込みたくなりました。 ** 「私失敗しないので」が有名なドラマのプロデューサー が「ドラマはフィクションだが、ファンタジーには したくない」といっていたのを思い出したw 良質なミステリーを目指すなら最低限のリアリティは 必要と考えます。 ** ・・でもミステリと言う勿れ。。 もしかして、ミステリーじゃないんだから細かな ツッコミはやめてね、という意味なのかしら(苦笑 ** すみません(汗 レビューが脱線しましたが、もう一つのお話は4巻で 収束する大長編なので、感想は次回以降で書こうと 思います。
ミステリと言う勿れ 1
この作品は以前タダ読みで2巻まで読んでました。 ** いつも1度読みで十分なので、すでに読んだものを わざわざ買う、ということはないのだけれど、 個人的にいろいろ気になる箇所があり~~ で、紙のほうを買いましたw ** 1巻1話目は、主人公、久能整が殺人事件の容疑者 にされるお話。 ** 小さな取調室が舞台となりストーリーは展開します。 突きつけられる目撃証言、証拠の品。それらに 動じることもなくベテラン刑事の追求をかわし、 あるいは論破する整。 ほんとによくしゃべります。蘊蓄や屁理屈の ラッシュw ** 取り調べ中、「事実はひとつだが真実は人の数 だけ存在する」というくだりがありました。 それで思い出したのが「相棒」シーズン1の中の エピソードでした。 ** 覆面強盗の被疑者が裁判で無罪になるんですが、 右京は「彼は無罪になったが、それは無実という ことではない」と呟く。 「無罪と無実」の違いは「事実と真実」の違いの ように考えさせられる一言だったので記憶に 残っていますw ** 肝心の事件ですが、無事解決します。 最後はなかなかのドンデン。面白かったです(^^) ** それと、ドラマ化だそうでおめでとうございます。 なんと月9だそうで(個人的に◎) しかも脚本が大好きな相沢友子さん。 嬉しすぎる。今から楽しみで仕方がないです。 ちなみに、整くん役は菅田将暉さんだそうですね。 個人的には賀来賢人さんだった。 絵的なイメージが賀来賢人さんだったので、 なんとなく違和感がw でも楽しみなことには変わりないですが。 ** ちなみに、ブログではもっと細かなことにも 触れています。 最後に、ねこサマ。テレビ化の情報ありがとう(^^)