紳士・淑女のせせらぎのような穏やかな愛。多くの男性は女性の存在を求めるのではなく体をどうしても求めてしまうから、この物語は衝撃だった。先生の老練さが為せる愛なのだろうか。女性を知りつくした末に到達した境地なのだろうか。静かな愛、荒れることのない愛、セックスを介在せずになりたつほのぼのとした愛。センセイみたいな男性は安心感があるしモテるのだろう。援助交際に加担しているオヤジとは天地の差がある。性欲丸出しの荒々しい男性に読んでもらいたいなぁ。
人は皆、小学・中学・高校の集団生活を通して、社会性を帯びた人間になる術を学んでいく。勉強が出来ることよりも人間関係を円滑にやりくりすることに圧倒的に関心があったし、人間関係の難しさに神経が磨り減った。飛び上がるほど喜んだことや悔しくて泣き崩れた経験は誰だってあるだろう。悲喜こもごもが入り混じった日々の体験を通してしていっぱしの大人になっていく。この小説は、小学3年から高校3年までの9年間に主人公の身に起こった出来事を通して主人公が成長していく様が鮮やかに書かれている。先生、家族、友達、恋人、バイト仲間など、いろんな人との関わり合いの中で人は成長していくんだ、と再認識させられた。自分の成長に関わってくれた方々に感謝の気持ちすら芽生えた。自分も知らず知らずのうちに大人になったが、過去を回顧するに、主人公が通ったプロセスを自分も確かに通ったんだと確信した。過去の自分が未来につながっている、という当たり前の現実を考えれば考えるほどに、今という時を大切に生きたいという気持ちが沸き起こった。▼第1回本屋大賞第4位
文庫: 339ページ 出版社: 岩波書店 (1982/01) ISBN-10: 4003315812 ISBN-13: 978-4003315811 発売日: 1982/01 戦前に発売され、今もなお高校に入学する際の必読書に指定する高校も存在するそうで、そのことからも、この本が廃れることなくいかに多くの人に読まれ続けてきたのかを窺い知ることができる。文章が少々古めかしいが、著者が読書に何を言わんとしているのかは痛いほど伝わるので、途中で読書を中断して人生について熟考する時間を私に与えた。よって読了に2日の時間を要した。良書中の良書であることを肌で感じた稀有な一冊である。主人公のコペル君は、世界は自分を中心に回っているのではないことを発見し、あらゆる製品がこの世に生をうけるまでにどれほど多くの人が関わってきたかに思いをめぐらせ、嘘をつくと自分が駄目になるから正直に生きることが大切であることを、実体験とおじさんの適切なアドバイスから学んだ。本書を中学を卒業した生徒全員に贈るが、人生の羅針盤になる1冊になるであろう。
269 神経科の伊良部先生やってくれますね。小説「空中ブランコ」で伊良部先生にはまって、もう少し伊良部先生の医者としてはありえない言動を垣間見たいと思ってこの本を手に取りました。今回も普通ではない患者が伊良部先生の下を訪れますが、軽いノリで、医者というより友達感覚で患者に接し症状を快方に向かわせます。その手法がとにかく面白くて、時間を忘れて耽読していしまいました。なお、伊良部先生の下を訪れた患者は以下の5名です。1:プールで泳ぐことに依存した男。2:ペニスが勃起したままの状態の男。3:ストーカーに付き纏われていると思い込んでいるコンパニオン。4:友達と表面だけでもつながっていたくて携帯電話に依存する学生。5:火事を恐れるあまりに携帯電話の充電器のランプさえつけたまま家を出ることができない男。
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センセイの鞄
紳士・淑女のせせらぎのような穏やかな愛。多くの男性は女性の存在を求めるのではなく体をどうしても求めてしまうから、この物語は衝撃だった。先生の老練さが為せる愛なのだろうか。女性を知りつくした末に到達した境地なのだろうか。静かな愛、荒れることのない愛、セックスを介在せずになりたつほのぼのとした愛。センセイみたいな男性は安心感があるしモテるのだろう。援助交際に加担しているオヤジとは天地の差がある。性欲丸出しの荒々しい男性に読んでもらいたいなぁ。
永遠の出口
人は皆、小学・中学・高校の集団生活を通して、社会性を帯びた人間になる術を学んでいく。勉強が出来ることよりも人間関係を円滑にやりくりすることに圧倒的に関心があったし、人間関係の難しさに神経が磨り減った。飛び上がるほど喜んだことや悔しくて泣き崩れた経験は誰だってあるだろう。悲喜こもごもが入り混じった日々の体験を通してしていっぱしの大人になっていく。この小説は、小学3年から高校3年までの9年間に主人公の身に起こった出来事を通して主人公が成長していく様が鮮やかに書かれている。先生、家族、友達、恋人、バイト仲間など、いろんな人との関わり合いの中で人は成長していくんだ、と再認識させられた。自分の成長に関わってくれた方々に感謝の気持ちすら芽生えた。自分も知らず知らずのうちに大人になったが、過去を回顧するに、主人公が通ったプロセスを自分も確かに通ったんだと確信した。過去の自分が未来につながっている、という当たり前の現実を考えれば考えるほどに、今という時を大切に生きたいという気持ちが沸き起こった。▼第1回本屋大賞第4位
君たちはどう生きるか
文庫: 339ページ 出版社: 岩波書店 (1982/01) ISBN-10: 4003315812 ISBN-13: 978-4003315811 発売日: 1982/01 戦前に発売され、今もなお高校に入学する際の必読書に指定する高校も存在するそうで、そのことからも、この本が廃れることなくいかに多くの人に読まれ続けてきたのかを窺い知ることができる。文章が少々古めかしいが、著者が読書に何を言わんとしているのかは痛いほど伝わるので、途中で読書を中断して人生について熟考する時間を私に与えた。よって読了に2日の時間を要した。良書中の良書であることを肌で感じた稀有な一冊である。主人公のコペル君は、世界は自分を中心に回っているのではないことを発見し、あらゆる製品がこの世に生をうけるまでにどれほど多くの人が関わってきたかに思いをめぐらせ、嘘をつくと自分が駄目になるから正直に生きることが大切であることを、実体験とおじさんの適切なアドバイスから学んだ。本書を中学を卒業した生徒全員に贈るが、人生の羅針盤になる1冊になるであろう。
イン・ザ・プール
269 神経科の伊良部先生やってくれますね。小説「空中ブランコ」で伊良部先生にはまって、もう少し伊良部先生の医者としてはありえない言動を垣間見たいと思ってこの本を手に取りました。今回も普通ではない患者が伊良部先生の下を訪れますが、軽いノリで、医者というより友達感覚で患者に接し症状を快方に向かわせます。その手法がとにかく面白くて、時間を忘れて耽読していしまいました。なお、伊良部先生の下を訪れた患者は以下の5名です。1:プールで泳ぐことに依存した男。2:ペニスが勃起したままの状態の男。3:ストーカーに付き纏われていると思い込んでいるコンパニオン。4:友達と表面だけでもつながっていたくて携帯電話に依存する学生。5:火事を恐れるあまりに携帯電話の充電器のランプさえつけたまま家を出ることができない男。
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