主人公東島旭と幼少時からのぜんそく持ち河丸摂の直接対決が迫力十分の23巻でした。彼女の薙刀との距離感や立ち位置、かっこ良かったですね。普段が表情も性格も柔らかい彼女なので、試合場での「引き算の戦い方」での鋭い一瞬の間合いに魅せられます。
「医師は二種類いる。死ぬ患者に関心のある医師と、そうでない医師だよ」 「医師にとって、死ぬ患者は負けだ。だから嫌なもんだよ。君も死ぬ患者は嫌いか？」 「いまの僕らには負けを負けと思わない医師が必要なんだ」 「死ぬ患者も、愛してあげてよ」 現役の医師が小説という手法を用いて綴る、終末期を見据えた在宅医療の現場は、セリフの一つ一つも生々しく、深い内容でした。 中でも第5章の、消化器癌の権威だった名誉教授が自身の末期膵臓癌で「死ぬために」と自宅に戻って主人公の在宅診療を受ける話は特に胸に響きます。
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あさひなぐ 23
主人公東島旭と幼少時からのぜんそく持ち河丸摂の直接対決が迫力十分の23巻でした。彼女の薙刀との距離感や立ち位置、かっこ良かったですね。普段が表情も性格も柔らかい彼女なので、試合場での「引き算の戦い方」での鋭い一瞬の間合いに魅せられます。
サイレント・ブレス
「医師は二種類いる。死ぬ患者に関心のある医師と、そうでない医師だよ」 「医師にとって、死ぬ患者は負けだ。だから嫌なもんだよ。君も死ぬ患者は嫌いか？」 「いまの僕らには負けを負けと思わない医師が必要なんだ」 「死ぬ患者も、愛してあげてよ」 現役の医師が小説という手法を用いて綴る、終末期を見据えた在宅医療の現場は、セリフの一つ一つも生々しく、深い内容でした。 中でも第5章の、消化器癌の権威だった名誉教授が自身の末期膵臓癌で「死ぬために」と自宅に戻って主人公の在宅診療を受ける話は特に胸に響きます。