さぎの湯温泉　さぎの湯荘

温泉はとても素晴らしかったです。また足立美術館からほど近く、最寄り駅からは遠いものの良い立地と言えるかと思います。ただ、以下の理由から総合的には不満でした。宿泊する目的、シチュエーションが自分とはあっておらず失敗しました。温泉が素晴らしいのは事実なので、日帰り温泉での利用あるいは大人数での利用がよく、記念日や自分へのご褒美的なシチュエーションでは避けたほうがよいのではないでしょうか。 ・食事のサービスをする従業員に高校生のバイトの子？ばかりを割り当てられ、接客のやる気がなく残念でした。料理の説明も『お刺身です』『茹で蟹です』などで終わりでした(これは見れば誰でもわかるのでそもそも料理の説明とは言わないのではないでしょうか)。また、部屋に入った瞬間に『鍋とお肉どちらが先に食べたいですか？』と聞かれましたがいきなり答えられるものではないと思います(結局チャッカマンを放置され自分でつけろとなりました)。ただ、これはこの子が悪いというよりは宿側のマネジメント能力の問題だと思います。新年会をしている団体客が同じ日に何組かいたため、一人客であったこともあり宿側からあからさまに優先順位を下げられていることがひしひしと伝わってきて大変残念でした。 ・食事会場は空いている客間に通されました(テレビ、洗面台が同じ部屋にある)。食事の準備が面倒なのはわかりますが、これであれば部屋食と一緒ですしそちらの方がありがたかったです。 ・食事は写真とかなりクオリティに隔たりがあり残念でした。カニは冷凍蟹でしたが身が非常に小さく、カニ味噌に関してもチューブから出して買い置きの甲羅に乗っけたことがあからさまに分かるものでした。島根牛も非常に薄い小さなお肉が申し訳程度に載せられていただけでした。料理全般も手の込んだ物というよりは材料を単純に料理した宴会料理という感じで、これでこの価格は流石に利益を取りすぎです。大人数での新年会や修学旅行ではよいですが、ある程度のクオリティを求める方には不適です。 ・温泉旅館にも関わらず大浴場にバスタオルを全く置いていないのはいくら節約のためとはいえどうなのでしょうか?部屋の清掃も行き届いているとはいいがたかったです(例：給湯器の中の水がそのまま、クローゼットの消臭剤がないetc.)。建物をリノベされたのでしょうが壁が非常に薄く廊下の音が丸聞こえでした。