私は趣味です、現在(2023年)まで現存する世界最古の般若心経、法隆寺正倉院宝物の般若心経 貝葉の悉曇文字「原典そのままオリジナル」を、ちょっと読んで確認したい気分になって、買いました。 「読めます、分かります」。悉曇文字を読むなら、書写で書き写すなら、この内容で十分かも。 20世紀の日本の哲学者、中村元が、彼の哲学思想に合わせてどこをどう変えたのか、正倉院の本当のオリジナルな般若心経はどう書いてあったか、知りたくて買いました。 この本で、正倉院の書いてある文字は頭が整理でき頭が良ければ読めると思います。 書くのは別の話です。悉曇文字で「文字を書く」必要のある、音声で経文を記憶している人が、サンスクリット語経典を音声からお経文章や卒塔婆にスラスラ書き起こすには、「あるフレーズ」を「どの文字連なり」で表記する伝統があるか、選択知識が必要なはずで、その伝統表記情報はない、かも? 般若心経で日本国内で現在流布してるのは、学者の中村元(宗教の仏教で修行方法があるのに修行で阿羅漢ならず、絶対的な世界への目覚め、悟りを開いた宗教体験のない、仏教を題材に意と知だけで思想哲学論理を作り上げた学者)が、自分の構築した論理世界に合わせて遺産を手直しした(勝手に)、サンスクリットのアルファベット表記(そもそもabc使ってるのに、なぜかローマ字発音とはかけ離れて一般人はマトモに発音できない奇妙なabc発音体系)を、20世紀の中村元の哲学に合わせて直した「中村元流儀のサンスクリット般若心経」なので、そんな人のを「頭から信じるほうがどうかしてる」ように思えましたから(^^)。 書く方は、この本だけで、サンスクリット語を「音声言い伝え」でお経を憶え知ってる人が、悉曇文字で文章文字に自由にお経文字に書くことは、困難だと思います。 音で伝え聞記憶しただけでは、「サンスクリット語は、ほんの少しの語尾の音の跳ねや引き伸ばしで意味がコロッと変わってしまう」から。 もともと悉曇文字のマガダ国の言葉と文字から見れば、西の辺境の方言、パーリ語の聖典が伝言ゲームで南伝仏教に伝わり、18世紀ごろに初めて文字化され、意味があちこち変わってるのと同じ。 感想でした。
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梵字必携
私は趣味です、現在(2023年)まで現存する世界最古の般若心経、法隆寺正倉院宝物の般若心経 貝葉の悉曇文字「原典そのままオリジナル」を、ちょっと読んで確認したい気分になって、買いました。 「読めます、分かります」。悉曇文字を読むなら、書写で書き写すなら、この内容で十分かも。 20世紀の日本の哲学者、中村元が、彼の哲学思想に合わせてどこをどう変えたのか、正倉院の本当のオリジナルな般若心経はどう書いてあったか、知りたくて買いました。 この本で、正倉院の書いてある文字は頭が整理でき頭が良ければ読めると思います。 書くのは別の話です。悉曇文字で「文字を書く」必要のある、音声で経文を記憶している人が、サンスクリット語経典を音声からお経文章や卒塔婆にスラスラ書き起こすには、「あるフレーズ」を「どの文字連なり」で表記する伝統があるか、選択知識が必要なはずで、その伝統表記情報はない、かも? 般若心経で日本国内で現在流布してるのは、学者の中村元(宗教の仏教で修行方法があるのに修行で阿羅漢ならず、絶対的な世界への目覚め、悟りを開いた宗教体験のない、仏教を題材に意と知だけで思想哲学論理を作り上げた学者)が、自分の構築した論理世界に合わせて遺産を手直しした(勝手に)、サンスクリットのアルファベット表記(そもそもabc使ってるのに、なぜかローマ字発音とはかけ離れて一般人はマトモに発音できない奇妙なabc発音体系)を、20世紀の中村元の哲学に合わせて直した「中村元流儀のサンスクリット般若心経」なので、そんな人のを「頭から信じるほうがどうかしてる」ように思えましたから(^^)。 書く方は、この本だけで、サンスクリット語を「音声言い伝え」でお経を憶え知ってる人が、悉曇文字で文章文字に自由にお経文字に書くことは、困難だと思います。 音で伝え聞記憶しただけでは、「サンスクリット語は、ほんの少しの語尾の音の跳ねや引き伸ばしで意味がコロッと変わってしまう」から。 もともと悉曇文字のマガダ国の言葉と文字から見れば、西の辺境の方言、パーリ語の聖典が伝言ゲームで南伝仏教に伝わり、18世紀ごろに初めて文字化され、意味があちこち変わってるのと同じ。 感想でした。