第一巻の内容は、長編ストーリー漫画の掴みとしては文句なく面白い。 ただ、バツイチの長女の片思いだの、アブナそうな男とフラグを立ててる真っ最中の次女だの、恋多き女子(と思われる)っぽい次女だの、二十年くらいまえには「スイーツ(笑)」なんて呼ばれていたような設定が大盛りの作品。 あげく、物語は「祖父から遺された古書店を不慣れなまま切り盛りするヒロインs」という内容で、その古書店そのものは、ウサン臭げな連中に狙われている様子。今後は憂鬱で胸糞な感じでヒロインsが打ちのめされる展開になるであろうことは十分に予想ができる。 「acony」はさっぱりあっさりな味付けだったし、「空電」はメインヒロインが恋愛系キャラではなかったので、それほど人間関係はドロドロしていなかった。そのぶん鬱積しているであろう作者の「スイーツ(笑)」な部分がこの作品では爆発しそうな気がする。 もしそうならずにカラっと陽性な作品に仕上げたとしたらこの作者のストーリーテリング能力はSSRだと思う。
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百木田家の古書暮らし 1
第一巻の内容は、長編ストーリー漫画の掴みとしては文句なく面白い。 ただ、バツイチの長女の片思いだの、アブナそうな男とフラグを立ててる真っ最中の次女だの、恋多き女子(と思われる)っぽい次女だの、二十年くらいまえには「スイーツ(笑)」なんて呼ばれていたような設定が大盛りの作品。 あげく、物語は「祖父から遺された古書店を不慣れなまま切り盛りするヒロインs」という内容で、その古書店そのものは、ウサン臭げな連中に狙われている様子。今後は憂鬱で胸糞な感じでヒロインsが打ちのめされる展開になるであろうことは十分に予想ができる。 「acony」はさっぱりあっさりな味付けだったし、「空電」はメインヒロインが恋愛系キャラではなかったので、それほど人間関係はドロドロしていなかった。そのぶん鬱積しているであろう作者の「スイーツ(笑)」な部分がこの作品では爆発しそうな気がする。 もしそうならずにカラっと陽性な作品に仕上げたとしたらこの作者のストーリーテリング能力はSSRだと思う。