温泉旅館として最低限の機能は備えているが、素泊まりビジネスホテルの感覚で利用するのが良いだろう。宿泊施設のグレードは落とし、その分自力で組んだ観光プランでカバーする方向け、と言ったところか。 とはいえ、宿構えやフロントの意匠に廊下の調度品など、一応は旅館の雰囲気は出ている。客室も綺麗に掃除された和室で問題はない。 浴場はせいぜい4-5人も同時に入浴すれば一杯といったところ。旅館のキャパシティを考えればこのくらいの大きさが妥当だろう。狭いながら露天風呂もある。ビジホの大浴場みたいなものだが、近隣旅館の日帰り入浴を利用するなら大した問題では無い。 朝食付きにしたがこれもビジホで良く見るような和風の朝食。過剰な期待を抱くものではないが、朝から暖かい飯が食える分だけありがたい。 石和温泉駅から徒歩だと少々時間を要するため、基本的には自動車利用向けだろう。とはいえ、遊歩道をまっすぐノンビリ歩くだけなので、さして遠いとは感じなかった。 注意点として、この旅館が裏道に直接面しているせいか、夜間でも少々自動車の往来が聞こえる。加えて、この裏道は遊歩道も併設されており照明が明るい。そのため、音や光に過敏な方は厳しいかもしれない。もちろん客室にも依るだろうけど。 あれこれ書いたが、私は価格相当で一切の不満が無く満足している。ただし、いわゆる「温泉旅館」に宿泊したいのならば、プラス2-3万で周囲の豊富な旅館から選ぶべきだろう。
客室の窓から見える、宿毛らしい河口の風景が印象に残っている。 部屋の広さ・設備・綺麗さなどは一般的なビジネスホテルの水準。特に問題無し。 朝食・夕食もここで頂いた。これといって特筆事項は無いが、別段文句も無くて満足している。 コンビニは少々離れているが、スーパーはすぐそこにある。食事などはこちらで購入しても良いだろう。
素泊まりで利用。特に問題なし。ただ、アパートをリノベしたタイプなので苦手な方は避けた方が無難だろう。とはいえ、見た目がワンルームアパートなだけで、中身は一般的なビジネスホテル。クロス張替えや清掃は行き届いているし、素泊まり利用なら何ら問題ない。なんなら、ビジホなのにバス・トイレが分かれており面白いくらいである。 元が独身向けアパートだろうからか、生活音がかなり聞こえる。上階の足音ははっきり聞こえるので、他人の音に敏感な方は避けるなり耳栓なりが必要になるだろう。 wifiは私の部屋は入らなかった。数棟あるので満遍なくカバーするのは技術的に難しいのかもしれない。フロントでwifiルーター貸し出しがあるらしいのでそれを利用すると良いかもしれない。 細かい問題は幾つかあるが、この価格帯の素泊まりとしては使いやすいビジホであろう。
昭和初期創業でおかみさん一人で切り盛りされている旅館。 非常に古い建物な上に高齢の女性おひとりで回しているので便利とは言い難い。チェックイン時間や夜の街に繰り出したいなら時間に注意が必要。風呂・トイレ・洗面所は共同。風呂はシャワー台2つに湯舟は成人男性一人がやっとの大きさなので、宿泊客間で時間を調整しての入浴となる。 しかし、ホスピタリティは超ベテランの一言である。夕食はこちらで頂いたが、こんなに何品も出てくるとは、とまず驚く。カニの足は剥きかろうと代わりにやって頂けるし、料理のあれやこれやも聞いていて面白い。函館と言えばのいかめしに、北海道産の米を使用した炊き込みご飯が私は気に入った。 函館駅まで徒歩5分とアクセスも良い。朝市方面に向かえばホテルも色々なので快適さを選ぶならそちらが良い。飲食店も色々あるので食べたいものが決まっているならこれもそちらで良いだろう。ただ、これといって決まっていないならこちらにお任せするのも一手である。 最後に個人的なエピソードを。朝食込みのプランにしていたが、私の事情で早朝チェックアウトが必要となりキャンセルせざるを得なくなった。それを受けておかみさんが朝食を包んで頂けるとのことで、ありがたく受け取った。 つまりはそういう旅館であり、旅情をしみじみと感じる一泊であった。
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富士櫻温泉旅館
温泉旅館として最低限の機能は備えているが、素泊まりビジネスホテルの感覚で利用するのが良いだろう。宿泊施設のグレードは落とし、その分自力で組んだ観光プランでカバーする方向け、と言ったところか。 とはいえ、宿構えやフロントの意匠に廊下の調度品など、一応は旅館の雰囲気は出ている。客室も綺麗に掃除された和室で問題はない。 浴場はせいぜい4-5人も同時に入浴すれば一杯といったところ。旅館のキャパシティを考えればこのくらいの大きさが妥当だろう。狭いながら露天風呂もある。ビジホの大浴場みたいなものだが、近隣旅館の日帰り入浴を利用するなら大した問題では無い。 朝食付きにしたがこれもビジホで良く見るような和風の朝食。過剰な期待を抱くものではないが、朝から暖かい飯が食える分だけありがたい。 石和温泉駅から徒歩だと少々時間を要するため、基本的には自動車利用向けだろう。とはいえ、遊歩道をまっすぐノンビリ歩くだけなので、さして遠いとは感じなかった。 注意点として、この旅館が裏道に直接面しているせいか、夜間でも少々自動車の往来が聞こえる。加えて、この裏道は遊歩道も併設されており照明が明るい。そのため、音や光に過敏な方は厳しいかもしれない。もちろん客室にも依るだろうけど。 あれこれ書いたが、私は価格相当で一切の不満が無く満足している。ただし、いわゆる「温泉旅館」に宿泊したいのならば、プラス2-3万で周囲の豊富な旅館から選ぶべきだろう。
ホテル マツヤ
客室の窓から見える、宿毛らしい河口の風景が印象に残っている。 部屋の広さ・設備・綺麗さなどは一般的なビジネスホテルの水準。特に問題無し。 朝食・夕食もここで頂いた。これといって特筆事項は無いが、別段文句も無くて満足している。 コンビニは少々離れているが、スーパーはすぐそこにある。食事などはこちらで購入しても良いだろう。
ホテルパシフィック
素泊まりで利用。特に問題なし。ただ、アパートをリノベしたタイプなので苦手な方は避けた方が無難だろう。とはいえ、見た目がワンルームアパートなだけで、中身は一般的なビジネスホテル。クロス張替えや清掃は行き届いているし、素泊まり利用なら何ら問題ない。なんなら、ビジホなのにバス・トイレが分かれており面白いくらいである。 元が独身向けアパートだろうからか、生活音がかなり聞こえる。上階の足音ははっきり聞こえるので、他人の音に敏感な方は避けるなり耳栓なりが必要になるだろう。 wifiは私の部屋は入らなかった。数棟あるので満遍なくカバーするのは技術的に難しいのかもしれない。フロントでwifiルーター貸し出しがあるらしいのでそれを利用すると良いかもしれない。 細かい問題は幾つかあるが、この価格帯の素泊まりとしては使いやすいビジホであろう。
辺見旅館
昭和初期創業でおかみさん一人で切り盛りされている旅館。 非常に古い建物な上に高齢の女性おひとりで回しているので便利とは言い難い。チェックイン時間や夜の街に繰り出したいなら時間に注意が必要。風呂・トイレ・洗面所は共同。風呂はシャワー台2つに湯舟は成人男性一人がやっとの大きさなので、宿泊客間で時間を調整しての入浴となる。 しかし、ホスピタリティは超ベテランの一言である。夕食はこちらで頂いたが、こんなに何品も出てくるとは、とまず驚く。カニの足は剥きかろうと代わりにやって頂けるし、料理のあれやこれやも聞いていて面白い。函館と言えばのいかめしに、北海道産の米を使用した炊き込みご飯が私は気に入った。 函館駅まで徒歩5分とアクセスも良い。朝市方面に向かえばホテルも色々なので快適さを選ぶならそちらが良い。飲食店も色々あるので食べたいものが決まっているならこれもそちらで良いだろう。ただ、これといって決まっていないならこちらにお任せするのも一手である。 最後に個人的なエピソードを。朝食込みのプランにしていたが、私の事情で早朝チェックアウトが必要となりキャンセルせざるを得なくなった。それを受けておかみさんが朝食を包んで頂けるとのことで、ありがたく受け取った。 つまりはそういう旅館であり、旅情をしみじみと感じる一泊であった。