昨年初めて花形での「渡海屋・大物浦」を観劇。迫力ある演技で感動したが、DVDとはいえそれを上回る迫力、感動をもたらすスケールは、さすが大歌舞伎の豪華配役は一味違うと納得せざるを得ない。 仁左衛門さんの美しさ見事さが、知盛の悲劇を描き尽くし、芝翫さんの典侍の局の高貴さ、勘九郎時代の18代勘三郎さんと三津五郎さんの魚尽くしのせりふは軽妙で、後の戦の場面の雄姿が一層切なく感じられる。そして左團次さん弁慶のほら貝が余韻を残しての幕。名作をもう二度と組めないベストメンバーで観られることに感謝の一作である。
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歌舞伎名作撰 義経千本桜 渡海屋・大物浦
昨年初めて花形での「渡海屋・大物浦」を観劇。迫力ある演技で感動したが、DVDとはいえそれを上回る迫力、感動をもたらすスケールは、さすが大歌舞伎の豪華配役は一味違うと納得せざるを得ない。 仁左衛門さんの美しさ見事さが、知盛の悲劇を描き尽くし、芝翫さんの典侍の局の高貴さ、勘九郎時代の18代勘三郎さんと三津五郎さんの魚尽くしのせりふは軽妙で、後の戦の場面の雄姿が一層切なく感じられる。そして左團次さん弁慶のほら貝が余韻を残しての幕。名作をもう二度と組めないベストメンバーで観られることに感謝の一作である。