ピジョン・ブラッド

これはお子様や乙女の方は読まないほうがいい作品ですね。でも、ある程度年齢のいった人には、とても読み応えのある話だと思います。 それにしてもこの作者は、売り上げとか作品の評価とかをまったく気にしないで、とにかく主人公の気持ちだけを正直に書きたいみたいですね。そうすると、天使のような子が主人公だと童話のような話に、反対に魔的な子が主人公だとこういうえぐい話になっちゃうんでしょうが、何冊か続けて読むと本当に様々で面白いです。このままずっと型にはまらない作家でいて欲しいですね。