峡谷の湯宿　大歩危峡まんなか

梅雨入り直後の最悪の天気予報の下、祖谷渓の観光は期待せず、ひたすら静養目的で国道沿いの当ホテルに予約した。三ツ星ホテルとあったので、多少の期待はして赴いたが、なるほど、期待を大きく上回るアメニティと、オーベルジュを思わせる芸術的な盛り付け（素材も味ももちろん大満足だったが）の夕食および朝食に、言うことなし、が、私と連れの感想である。リラクゼーションスペースも廊下の造作も、一つ一つが目を引く模様替えとなっていて、一日館内で過ごしても、飽きない、と言えるほどの空間を演出してくれていた。ぎりぎりのチェックアウト時は、外は土砂降りで、観光ゼロで帰宅したが、帰路の水量の増した荘厳な大歩危峡をながめながら、印象に残る一泊二日をいただけた。