島本版「まんが道」だとレビューで誰かが言っていたが、物語の基本構造はその通りだと思った。作者自身が色濃く投影されているが、しかし作者そのものではないという便利なキャラクターを手に入れた島本和彦が、この「炎尾燃」というキャラを使ってオタク版「まんが道」をやってみた、というのがこのマンガの本質だろう。とにかく無駄にアツくなり、とにかく無駄に暴走する炎尾の姿に、程度の差さえあれ、似たような青春時代を送った私のような人間は、苦笑しつつも、その頃の自分を愛おしく思えるのだ。「暴走ノスタルジア漫画」とでも名付けておこうか。
近所にこの3巻だけなかったので、楽天ブックスに注文しました。 絵柄は「寄生獣」の岩明均によく似ている。(アシスタントだったのか?) 「新耳袋」の中の数編に顕著な「霊とかとは別種の得体の知れないもの」がモチーフとなったホラー短編集。最近のモードの元に貫かれているので、因果とかその類のものは一切描かれないドライな雰囲気が「最新の」怪談っぽい。 「+」がつく前の版が3冊出ており、コミックス版になってからの4冊と併せて計7冊があるが、コミックス版も完結したらしい。 妙にグロテスクになることもなく、「奇妙なもの」を「奇妙なもの」としてジャストの描写で描く「寸止め感」はなかなか他のマンガでは得られないような気がする。 ぜひ、再開してもらいたい作品のひとつである。
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アオイホノオ(2)
島本版「まんが道」だとレビューで誰かが言っていたが、物語の基本構造はその通りだと思った。作者自身が色濃く投影されているが、しかし作者そのものではないという便利なキャラクターを手に入れた島本和彦が、この「炎尾燃」というキャラを使ってオタク版「まんが道」をやってみた、というのがこのマンガの本質だろう。とにかく無駄にアツくなり、とにかく無駄に暴走する炎尾の姿に、程度の差さえあれ、似たような青春時代を送った私のような人間は、苦笑しつつも、その頃の自分を愛おしく思えるのだ。「暴走ノスタルジア漫画」とでも名付けておこうか。
不安の種+(3)
近所にこの3巻だけなかったので、楽天ブックスに注文しました。 絵柄は「寄生獣」の岩明均によく似ている。(アシスタントだったのか?) 「新耳袋」の中の数編に顕著な「霊とかとは別種の得体の知れないもの」がモチーフとなったホラー短編集。最近のモードの元に貫かれているので、因果とかその類のものは一切描かれないドライな雰囲気が「最新の」怪談っぽい。 「+」がつく前の版が3冊出ており、コミックス版になってからの4冊と併せて計7冊があるが、コミックス版も完結したらしい。 妙にグロテスクになることもなく、「奇妙なもの」を「奇妙なもの」としてジャストの描写で描く「寸止め感」はなかなか他のマンガでは得られないような気がする。 ぜひ、再開してもらいたい作品のひとつである。