羽海野さん、お身体の具合が悪かった時期があったらしく、昨年の12月以来の出版でしたね。でも、待ってましたよ桐山君。前回の「結婚を前提」は、度肝を抜かれましたが、彼の純粋さがよく出ていたと思います。 ハチクロもそうでしたが、登場人物の心情が細やかに描かれ、将棋指しの厳しい世界と相まって、毎回とても良い作品になっていると思います。そして、桐山君が、絶望から立ち上って何とか前をむこうとする姿勢には、いつも心を打たれます。 挫折して、これから前を向きたい方や、自分の将来を迷う方に、お勧めの全11巻です。
高みを目指す棋士は、それはそれは大変な努力をしていることが、将棋をロクに知らない私にも理解できる漫画です。そして、高みを目指す、いや、他に選択肢のない少年の人間模様を丁寧に書いている秀作です。ハチクロを、最初に娘に読ませてもらってから10年?、すっかり羽海野ワールドにはまってしまいました。今では8か月おきに出るコミックを、毎号楽しみに待っています。 今号は、A級棋士を息子に持つ両親のシーンがとても印象的で、好きなものに打ち込むわが子を見守る両親とたゆまぬ努力をするその息子に、不覚にもウルウルしてしまいました。 運やツキに頼らなくても、高みにいる。すごいことですが、一流と呼ばれる方々は、きっとそのために大変な努力をしているのだと思います。そして、思わずラグビー日本代表監督だった宿沢さんの言葉を思い出していました。「努力は運を支配する」、運やツキでは、残念ながら高いところに長く留まることはできないようです。
「はちみつとクローバー」もそうですが、思春期の青少年の心だけでなく、おじさんの気持ちまでとても丁寧に描かれています。「人に伝わるのは、結果だじゃない。」「世界は、結果だけで回っているわけじゃないんだよ。」その通りです。 「世の中では、成果を上げた人間しか認められない」と思っている受験生、新入社員から部課長の皆さん、そんな勘違いしているから日本がおかしくなっているんです。 努力の積み重ねは、いつか結果を出します。自分で結果を出せなくても、いつか誰かが結果を出してくれるんです。その努力のおかげで今日の日本があります。「なでしこ」だって、イチローだって、最初から世界一だったわけではないですからね。誰彼の礎があって、自分も努力し続けて、そして初めて栄光の頂に上がれたわけです。 8か月スパンで出てくる新刊がとても楽しみな一冊です。
羽海野チカさんの連載漫画の単行本だが、2~3巻を娘が購入してきて、どうしても1巻が欲しくなって新刊を本屋で購入した。その後、4巻目が発刊されたことはわかったのだが、街の本屋では未入庫で、簡単には手に入らないようだった。そこで、楽天ブックスで検索をしたら、簡単に購入できてしまったという展開である。発注の翌々日には到着し、しかも送料無料にポイントバック付きとあっては、今後は本屋に行けなくなりそうだ。ハチミツとクローバーを読んで、全巻を購入するほどのファンになったが、こちらもやみつきになりそうだ。少年の揺れ動く心と優しさ、勝負の厳しさと対戦毎の葛藤は、将棋ファンでなくても、十分に感じ取れる筆致と描写である。少年を取り巻く隣人達の姿も、「世の中捨てたものでもないな」という気持ちにさせてくれる。既に読んでしまったが、早くも次号が待ちきれない思いである。
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3月のライオン 11
羽海野さん、お身体の具合が悪かった時期があったらしく、昨年の12月以来の出版でしたね。でも、待ってましたよ桐山君。前回の「結婚を前提」は、度肝を抜かれましたが、彼の純粋さがよく出ていたと思います。 ハチクロもそうでしたが、登場人物の心情が細やかに描かれ、将棋指しの厳しい世界と相まって、毎回とても良い作品になっていると思います。そして、桐山君が、絶望から立ち上って何とか前をむこうとする姿勢には、いつも心を打たれます。 挫折して、これから前を向きたい方や、自分の将来を迷う方に、お勧めの全11巻です。
3月のライオン 9
高みを目指す棋士は、それはそれは大変な努力をしていることが、将棋をロクに知らない私にも理解できる漫画です。そして、高みを目指す、いや、他に選択肢のない少年の人間模様を丁寧に書いている秀作です。ハチクロを、最初に娘に読ませてもらってから10年?、すっかり羽海野ワールドにはまってしまいました。今では8か月おきに出るコミックを、毎号楽しみに待っています。 今号は、A級棋士を息子に持つ両親のシーンがとても印象的で、好きなものに打ち込むわが子を見守る両親とたゆまぬ努力をするその息子に、不覚にもウルウルしてしまいました。 運やツキに頼らなくても、高みにいる。すごいことですが、一流と呼ばれる方々は、きっとそのために大変な努力をしているのだと思います。そして、思わずラグビー日本代表監督だった宿沢さんの言葉を思い出していました。「努力は運を支配する」、運やツキでは、残念ながら高いところに長く留まることはできないようです。
3月のライオン 7
「はちみつとクローバー」もそうですが、思春期の青少年の心だけでなく、おじさんの気持ちまでとても丁寧に描かれています。「人に伝わるのは、結果だじゃない。」「世界は、結果だけで回っているわけじゃないんだよ。」その通りです。 「世の中では、成果を上げた人間しか認められない」と思っている受験生、新入社員から部課長の皆さん、そんな勘違いしているから日本がおかしくなっているんです。 努力の積み重ねは、いつか結果を出します。自分で結果を出せなくても、いつか誰かが結果を出してくれるんです。その努力のおかげで今日の日本があります。「なでしこ」だって、イチローだって、最初から世界一だったわけではないですからね。誰彼の礎があって、自分も努力し続けて、そして初めて栄光の頂に上がれたわけです。 8か月スパンで出てくる新刊がとても楽しみな一冊です。
3月のライオン 4
羽海野チカさんの連載漫画の単行本だが、2~3巻を娘が購入してきて、どうしても1巻が欲しくなって新刊を本屋で購入した。その後、4巻目が発刊されたことはわかったのだが、街の本屋では未入庫で、簡単には手に入らないようだった。そこで、楽天ブックスで検索をしたら、簡単に購入できてしまったという展開である。発注の翌々日には到着し、しかも送料無料にポイントバック付きとあっては、今後は本屋に行けなくなりそうだ。ハチミツとクローバーを読んで、全巻を購入するほどのファンになったが、こちらもやみつきになりそうだ。少年の揺れ動く心と優しさ、勝負の厳しさと対戦毎の葛藤は、将棋ファンでなくても、十分に感じ取れる筆致と描写である。少年を取り巻く隣人達の姿も、「世の中捨てたものでもないな」という気持ちにさせてくれる。既に読んでしまったが、早くも次号が待ちきれない思いである。