曲のラインナップは、昔から歌い続けてきた、誰もが聞いたことのある名曲揃いですが、歌っているのは年齢を重ねて円熟みを増した、今の山本潤子さんです。新曲発表から長い時を経て録音技術が進化したことも要因かと思いますが、ソロで歌う今の彼女の声の透明度が以前にも増して高くなっているように感じられてなりません。聴いていると、精神的心地良さとほのかな切さを感じるんですね。前に押し出すように主張するのではなく、一方で強いメッセージをそっと語りかけるように歌い上げるところが、聴く者の心を優しく引き寄せるように思われ、実に不思議な魅力を持っています。 このCDは、山本潤子さんの歌のファンならば、是非手元に置いておきたい名盤といえます。あと、「竹田の子守唄」が入っていれば、コンプリートベストになるでしょう。
前3作である"チェロとピアノで聞く中島みゆき(1,2)"、"インストゥルメンタルで聞く中島みゆき"は何れも主役はあくまで"チェロ"にこだわっていましたが、本作ではそれにとらわれることなく、ぐっと"Pop"寄りな仕上がりに変身し、ネーミング通り"Instrumental"なものとなっています。キーボードもベース音が積極的に使われるようになり、本来の重厚な"みゆきサウンド"に近付いてきたといったところでしょうか。 ある意味、みゆき音楽を安心して聞くことができる一方で、繊細さはかなり陰を潜め、"Classical"な芸術的要素がやや失われてしまったのは少し残念です。
本家"みゆき"の原曲はドラムやビートが利いてノリがいいのですが、このCDの曲調はオリジナルとは全く趣を異にします。かの"瀬尾一三監修"とあっただけに意外や意外でした。原曲はあくまで"みゆき"なんですが、内容はみゆきのカヴァーBGMではなく、みゆきを題材にした"Classiccal Music"と見たほうがいいですね。 各曲ともチェロが主役でピアノが伴奏というスタイルで統一され、他の楽器は一切なし。シンプルであるだけにチェロの音色は豊かで、独特の哀愁を帯びた雰囲気でゆったりと流れるように曲が展開します。他の演奏家に例えるならば、"藤原真理"の曲調に似ていますね。実に芸術的な作品に仕上がっています。 優しいチェロの音色が全体を支配しており、疲れた心を癒してくれることでしょう。
"チェロとピアノで聞く中島みゆき"(その1)の続編となります。 演奏全体の印象については、"その1"と同じです。詳しくは私のレビュー「"Classical"みゆき」をご参照ください。 こちらのCDの選曲は、"その1"よりも少し古めの曲が多いですね。
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ゴールデン☆ベスト 山本潤子
曲のラインナップは、昔から歌い続けてきた、誰もが聞いたことのある名曲揃いですが、歌っているのは年齢を重ねて円熟みを増した、今の山本潤子さんです。新曲発表から長い時を経て録音技術が進化したことも要因かと思いますが、ソロで歌う今の彼女の声の透明度が以前にも増して高くなっているように感じられてなりません。聴いていると、精神的心地良さとほのかな切さを感じるんですね。前に押し出すように主張するのではなく、一方で強いメッセージをそっと語りかけるように歌い上げるところが、聴く者の心を優しく引き寄せるように思われ、実に不思議な魅力を持っています。 このCDは、山本潤子さんの歌のファンならば、是非手元に置いておきたい名盤といえます。あと、「竹田の子守唄」が入っていれば、コンプリートベストになるでしょう。
インストゥルメンタルで聞く中島みゆき2
前3作である"チェロとピアノで聞く中島みゆき(1,2)"、"インストゥルメンタルで聞く中島みゆき"は何れも主役はあくまで"チェロ"にこだわっていましたが、本作ではそれにとらわれることなく、ぐっと"Pop"寄りな仕上がりに変身し、ネーミング通り"Instrumental"なものとなっています。キーボードもベース音が積極的に使われるようになり、本来の重厚な"みゆきサウンド"に近付いてきたといったところでしょうか。 ある意味、みゆき音楽を安心して聞くことができる一方で、繊細さはかなり陰を潜め、"Classical"な芸術的要素がやや失われてしまったのは少し残念です。
チェロとピアノで聞く中島みゆき
本家"みゆき"の原曲はドラムやビートが利いてノリがいいのですが、このCDの曲調はオリジナルとは全く趣を異にします。かの"瀬尾一三監修"とあっただけに意外や意外でした。原曲はあくまで"みゆき"なんですが、内容はみゆきのカヴァーBGMではなく、みゆきを題材にした"Classiccal Music"と見たほうがいいですね。 各曲ともチェロが主役でピアノが伴奏というスタイルで統一され、他の楽器は一切なし。シンプルであるだけにチェロの音色は豊かで、独特の哀愁を帯びた雰囲気でゆったりと流れるように曲が展開します。他の演奏家に例えるならば、"藤原真理"の曲調に似ていますね。実に芸術的な作品に仕上がっています。 優しいチェロの音色が全体を支配しており、疲れた心を癒してくれることでしょう。
チェロとピアノで聞く中島みゆき 2
"チェロとピアノで聞く中島みゆき"(その1)の続編となります。 演奏全体の印象については、"その1"と同じです。詳しくは私のレビュー「"Classical"みゆき」をご参照ください。 こちらのCDの選曲は、"その1"よりも少し古めの曲が多いですね。