夏瀬温泉　都わすれ

＜雪中に現れた夢のような宿＞ １月４日雪の中宿泊いたしました。雪道を進んだ果ての宿に着くなり明るい「新年あけましておめでとうございます」という声と洋菓子の添えられたウェルカムドリンクで心がとろけました。部屋（川霧）の窓からの景色は、現実とは思えない演劇の舞台のような美しさで圧倒されました。 貸し切り風呂、内風呂、どちらも森の中です。貸し切り風呂へ移動の際の長靴は入浴の間に温められているなど、知らないところで真心を尽くしてくださっているのが端々に感じられました。とても感じの良いスタッフの女性から「明日は白鳥が来るかもしれませんよ」とのときめく予言を頂いて、翌朝部屋からペパーミントグリーンの川を見ていると本当に白鳥が休んでいるのを発見。 食事も噂の胆振ガッコサラダや岩魚の南蛮揚げはもちろん地元ならではの山菜、キノコ、稲庭うどんの天ぷら添え、きりたんぽを丁寧に出してくださり、ビーフシチューもそれ一品でも満足してしまうクラシックなおいしさ。 そして夜少し冷えてきた時の湯たんぽの気持ちよさ、源泉で作られた温泉卵のお土産にはおしぼりまで添えられていました。 民話の中に出てくる夢の宿に泊まったようで、その日常からの遊離感は「都わすれ」ならではだと思います。 場所、建物、しつらえ、ソフト、食事、お風呂すべてをこんな風に作り上げる宿の関係者全員に尊敬の気持ちをもって元気を頂いて帰ってきました。勿論次も予約してしまいました。 、