久しぶりに誉田氏の作品を読みました。 解説で書かれているように、この方の中には少女が住んでいる・・・というか、女性が存在する!と思います。 いつも思うのですが、女の子から大人の女性まで、その心理が全く違和感なく書かれているのに驚かされます。 そして、剣道を全く知らない私でも試合や稽古の描写に否応なく引き込まれます。 シックスティーン、セブンティーンとは異なり、主人公二人以外の人物の視点から描かれた章もあり、三部作の(続編もいつか出るかもしれませんが)最終巻として非常に満足度の高い仕上がりだと思います! 気持ち良く読み終えることのできる小説です。 特に桐谷玄明の章はこれだけで一本小説が書けるじゃん、くらいの内容で、この惜しみない書き込みっぷりも作者らしいですね。
「ソロモンの犬」、「ラットマン」に続き、私が読んだ三冊目の道尾作品ですが、この中では一番面白かったと思います。読み始めたら止まりませんでした。でも、解説に書かれていたように、好きか嫌いかが分かれる作品だと思います。ちなみに、私は後者ですね。面白いのと好きなのは別なので。私が読んだ道尾作品に共通する、「仕掛けがあるぞ」という空気感と、主人公の靄のかかったような語り口が嫌いです。 ただ、「向日葵の咲かない夏」に関しては、終盤の主人公の少年が妄想と客観を鮮やかに行き来する様がものすごく切なくて・・・そのあたりだけ好きです。
粘っこさ。半端ない。 このミスで絶賛されたということで、かなりの期待感を持って読み始めましたが、個人的には嫌いです。 これはいわゆるノワール小説と呼ばれるものですが、ハードボイルドものがお好きな方はこういうのもお好きかもしれません。私はノワールそのものは嫌いではありませんが、なんだろう、この作品に関してはとにかく気持ち悪くて、読みきるのがキツかったです。あと、日本語の用法で若干疑問のある箇所がありました。こういうのって興ざめなんですよね。 深町氏はこの作品を通して何を伝えたかったのでしょう?残念ながら私には理解できません。したくもありません。 ただ、もっとひどい小説を知ってますから、おすすめ度は★2ですね。
切ないです。主人公はまるで野生の獣のように、生きるために必要なことを、感情なしに淡々とやっていくのです。愛とか情緒とか、そういったものを知らずに育ってしまった者の悲劇・・・。 実話を基にした小説だそうですが、さすがカポーティ、自分の中できっちり消化して作品にしています。 これを読む少し前に、「心臓を撃ちぬかれて」というノンフィクションを読みましたが、あらすじは近いのに作品の完成度が比べ物になりません。
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武士道エイティーン
久しぶりに誉田氏の作品を読みました。 解説で書かれているように、この方の中には少女が住んでいる・・・というか、女性が存在する!と思います。 いつも思うのですが、女の子から大人の女性まで、その心理が全く違和感なく書かれているのに驚かされます。 そして、剣道を全く知らない私でも試合や稽古の描写に否応なく引き込まれます。 シックスティーン、セブンティーンとは異なり、主人公二人以外の人物の視点から描かれた章もあり、三部作の(続編もいつか出るかもしれませんが)最終巻として非常に満足度の高い仕上がりだと思います! 気持ち良く読み終えることのできる小説です。 特に桐谷玄明の章はこれだけで一本小説が書けるじゃん、くらいの内容で、この惜しみない書き込みっぷりも作者らしいですね。
向日葵の咲かない夏
「ソロモンの犬」、「ラットマン」に続き、私が読んだ三冊目の道尾作品ですが、この中では一番面白かったと思います。読み始めたら止まりませんでした。でも、解説に書かれていたように、好きか嫌いかが分かれる作品だと思います。ちなみに、私は後者ですね。面白いのと好きなのは別なので。私が読んだ道尾作品に共通する、「仕掛けがあるぞ」という空気感と、主人公の靄のかかったような語り口が嫌いです。 ただ、「向日葵の咲かない夏」に関しては、終盤の主人公の少年が妄想と客観を鮮やかに行き来する様がものすごく切なくて・・・そのあたりだけ好きです。
果てしなき渇き
粘っこさ。半端ない。 このミスで絶賛されたということで、かなりの期待感を持って読み始めましたが、個人的には嫌いです。 これはいわゆるノワール小説と呼ばれるものですが、ハードボイルドものがお好きな方はこういうのもお好きかもしれません。私はノワールそのものは嫌いではありませんが、なんだろう、この作品に関してはとにかく気持ち悪くて、読みきるのがキツかったです。あと、日本語の用法で若干疑問のある箇所がありました。こういうのって興ざめなんですよね。 深町氏はこの作品を通して何を伝えたかったのでしょう?残念ながら私には理解できません。したくもありません。 ただ、もっとひどい小説を知ってますから、おすすめ度は★2ですね。
冷血
切ないです。主人公はまるで野生の獣のように、生きるために必要なことを、感情なしに淡々とやっていくのです。愛とか情緒とか、そういったものを知らずに育ってしまった者の悲劇・・・。 実話を基にした小説だそうですが、さすがカポーティ、自分の中できっちり消化して作品にしています。 これを読む少し前に、「心臓を撃ちぬかれて」というノンフィクションを読みましたが、あらすじは近いのに作品の完成度が比べ物になりません。