「超優良企業」(エクセレント・カンパニー)の"共通事項"を紹介する80年代を代表する経営書籍。 IBM、スリーエム、ユナイテッド、GE、ウォルマート等、米国を代表とする企業について網羅的に調査・紹介されている。これら企業の成功の礎を理解出来るだけも素晴らしい一冊。なお、(監修を務めた大前研一氏の尽力だろうが)時折日本企業も対照させて事例紹介されていることは日本人にとって嬉しいのだが、主役は米国企業につき、簡単な紹介に留まっているは何とも惜しい。 本書に登場する企業の中にはその後凋落した会社もあることは事実であるが、現場重視、スモールチーム、顧客密着、コア戦略の保持など、本書で取り上げる超優良企業の一般条件は、今日も、また、今後も色褪せることはないと思う。 似たような書籍で、「ビジョナリーカンパニー」も著名であるが、私は本書のほうがアカデミック色が強い印象を持った。とはいえ、複雑な数式が紹介されている訳では決してなく、徹底した取材に基づく明瞭な分析が展開されていることが本書を世界のビジネス名著の一つに数えられる所以だろう。
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エクセレント・カンパニー
「超優良企業」(エクセレント・カンパニー)の"共通事項"を紹介する80年代を代表する経営書籍。 IBM、スリーエム、ユナイテッド、GE、ウォルマート等、米国を代表とする企業について網羅的に調査・紹介されている。これら企業の成功の礎を理解出来るだけも素晴らしい一冊。なお、(監修を務めた大前研一氏の尽力だろうが)時折日本企業も対照させて事例紹介されていることは日本人にとって嬉しいのだが、主役は米国企業につき、簡単な紹介に留まっているは何とも惜しい。 本書に登場する企業の中にはその後凋落した会社もあることは事実であるが、現場重視、スモールチーム、顧客密着、コア戦略の保持など、本書で取り上げる超優良企業の一般条件は、今日も、また、今後も色褪せることはないと思う。 似たような書籍で、「ビジョナリーカンパニー」も著名であるが、私は本書のほうがアカデミック色が強い印象を持った。とはいえ、複雑な数式が紹介されている訳では決してなく、徹底した取材に基づく明瞭な分析が展開されていることが本書を世界のビジネス名著の一つに数えられる所以だろう。