長きにわたり日本SF界の重鎮として絶大なる影響力を持つ大御大、荒巻義雄の最新作は前作「SFする思考」とは打って変わって国内を代表する多数の評論家達から様々な切り口で展開するSF評論を集めた貴重な一作となった。 1933年生まれで哲学と心理学を学んだ御大は未完のSF超大作「ビッグウォーズ」シリーズや、シミュレーション戦記シリーズのブームを牽引した「紺碧の艦隊」「旭日の艦隊」シリーズだけでなく、ファンタジー小説やミステリー小説、更にはジュブナイル小説や経済小説までも手掛ける超天才作家なのである。 今回の作品はSF初心者にはかなりハードルが高い内容になっており、古典SF作家と作品の評論が大半をしめているが、それに反して現代SFの取り扱いが少なく、若い読者には刺さりにくい作りになっている。 できれば古典SFを50作ほど読んでから本作に挑むのが正しい順番だとおもうのだが。
1987年本国発売の後1989年に日本発売。そして2007年に新装版として復刊されたコリン・ウィルソンの代表作。当時かなりセンセーショナルな話題を提供し日本国内で多数のファンを獲得した名著でもある。 ・海底に没した謎の大陸アトランティスとは? ・バミューダトライアングル三角海域とは? ・雪男・ネッシーその他謎の生物達とは? ・キリストの聖杯や聖骸布は実在するのか? ・ロビンフッドにモナリザその他実在する? ・孤島の埋蔵金に彷徨う幽霊船の謎とは? ・タイムスリップ現象と霊的現象は本当? ・生まれ変わりと一卵性双生児の不思議とは? ・奇跡とシンクロニシティと必然性は? ・未確認飛行物体UFOの謎と誘拐された人々? ああ、なんて魅力的で興奮するテーマばかりなんだろうか。筆者はこれらのテーマを中世期から現代に至るまでの時間を縦横無尽に駆け抜けるようにできるだけ分かりやすく論じている。 学生時代に本書を入手した私は既に焼けてボロボロになってしまった物をそのまま本棚に長年の間しまっていたが、たまたま2007年に新装版として復刊したことを知り先日やっと新刊として再入手することに成功した。 やっぱりいい。楽しい、面白い、ワクワクする。コリン・ウィルソンこそ私の青春の不思議欲を満たしてくれる数少ない稀有な作家なのだ。さあ、みんな読みなさい。
1970年代末に「宇宙のファンタジー」「セプテンバー」で一躍日本でブレイクしたが、その後80年代に入って突然テクノサウンドで世界がファンが大仰天! 当時は古いファンから猛反発をくらったが皮肉にもMTVの普及と共に新たな若いファンを獲得することに成功した。 アルバム自体はテクノファンクからメロウバラードまでバラエティに富んだつくり。 このヒットをうけて後にテクノファンクを極限にまで追求したアルバム「エレクトリックユニバース」をリリースするが、これが大失敗となる。 今考えるとこの「天空の女神」はギリギリのバランスで成立しているアルバムなのだな、と思える。
ホラー作家・評論家・編纂者としてファンも多い東雅夫氏のライフワークとも言うべきクトゥルー神話解説本の決定版。 私は学研のM文庫版第3版(2007年)そしてその前の新訂版から読み続けているが、どうやら以前から指摘されていた誤訳や誤植がまだ改善されていないらしい。 私自身が熱心なクトゥルー信者ではないため、ディープなところで情報の真偽や誤訳誤植に関してイマイチよくわからないところがあるのでそこは仕方ない。 それでもクトゥルー神話を広く浅く50年近く読んでいるものとして、ここ40年ほどで出版されたあまたあるクトゥルー解説本のなかでも、その情報量に関してはピカイチのものであると断言できる。 クトゥルー神話初心者には若干分かりづらいところもあるが、今だ発売され続けている各社関連本のなかでも、その完成度は揺らぐことはない。
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SF評論入門
長きにわたり日本SF界の重鎮として絶大なる影響力を持つ大御大、荒巻義雄の最新作は前作「SFする思考」とは打って変わって国内を代表する多数の評論家達から様々な切り口で展開するSF評論を集めた貴重な一作となった。 1933年生まれで哲学と心理学を学んだ御大は未完のSF超大作「ビッグウォーズ」シリーズや、シミュレーション戦記シリーズのブームを牽引した「紺碧の艦隊」「旭日の艦隊」シリーズだけでなく、ファンタジー小説やミステリー小説、更にはジュブナイル小説や経済小説までも手掛ける超天才作家なのである。 今回の作品はSF初心者にはかなりハードルが高い内容になっており、古典SF作家と作品の評論が大半をしめているが、それに反して現代SFの取り扱いが少なく、若い読者には刺さりにくい作りになっている。 できれば古典SFを50作ほど読んでから本作に挑むのが正しい順番だとおもうのだが。
世界不思議百科新装版
1987年本国発売の後1989年に日本発売。そして2007年に新装版として復刊されたコリン・ウィルソンの代表作。当時かなりセンセーショナルな話題を提供し日本国内で多数のファンを獲得した名著でもある。 ・海底に没した謎の大陸アトランティスとは? ・バミューダトライアングル三角海域とは? ・雪男・ネッシーその他謎の生物達とは? ・キリストの聖杯や聖骸布は実在するのか? ・ロビンフッドにモナリザその他実在する? ・孤島の埋蔵金に彷徨う幽霊船の謎とは? ・タイムスリップ現象と霊的現象は本当? ・生まれ変わりと一卵性双生児の不思議とは? ・奇跡とシンクロニシティと必然性は? ・未確認飛行物体UFOの謎と誘拐された人々? ああ、なんて魅力的で興奮するテーマばかりなんだろうか。筆者はこれらのテーマを中世期から現代に至るまでの時間を縦横無尽に駆け抜けるようにできるだけ分かりやすく論じている。 学生時代に本書を入手した私は既に焼けてボロボロになってしまった物をそのまま本棚に長年の間しまっていたが、たまたま2007年に新装版として復刊したことを知り先日やっと新刊として再入手することに成功した。 やっぱりいい。楽しい、面白い、ワクワクする。コリン・ウィルソンこそ私の青春の不思議欲を満たしてくれる数少ない稀有な作家なのだ。さあ、みんな読みなさい。
天空の女神
1970年代末に「宇宙のファンタジー」「セプテンバー」で一躍日本でブレイクしたが、その後80年代に入って突然テクノサウンドで世界がファンが大仰天! 当時は古いファンから猛反発をくらったが皮肉にもMTVの普及と共に新たな若いファンを獲得することに成功した。 アルバム自体はテクノファンクからメロウバラードまでバラエティに富んだつくり。 このヒットをうけて後にテクノファンクを極限にまで追求したアルバム「エレクトリックユニバース」をリリースするが、これが大失敗となる。 今考えるとこの「天空の女神」はギリギリのバランスで成立しているアルバムなのだな、と思える。
クトゥルー神話大事典
ホラー作家・評論家・編纂者としてファンも多い東雅夫氏のライフワークとも言うべきクトゥルー神話解説本の決定版。 私は学研のM文庫版第3版(2007年)そしてその前の新訂版から読み続けているが、どうやら以前から指摘されていた誤訳や誤植がまだ改善されていないらしい。 私自身が熱心なクトゥルー信者ではないため、ディープなところで情報の真偽や誤訳誤植に関してイマイチよくわからないところがあるのでそこは仕方ない。 それでもクトゥルー神話を広く浅く50年近く読んでいるものとして、ここ40年ほどで出版されたあまたあるクトゥルー解説本のなかでも、その情報量に関してはピカイチのものであると断言できる。 クトゥルー神話初心者には若干分かりづらいところもあるが、今だ発売され続けている各社関連本のなかでも、その完成度は揺らぐことはない。