整形外科医だった彼女が重篤な高次脳機能障害を発症して、壮絶な喪失体験を味わった苦悩の日々を綴った本です。彼女の実体験からくるエッセイですから、同じ障害で苦しんでいる方やその家族にも大変参考になる良本です。 実際に同様の障害を体験しなければ、想像力だけでは相手の苦痛が理解できません。難解な書籍を沢山読みこなした方でも、当人が体験している現実的な世界は分からないでしょう。 どんな風にものが見えるのか、どんな感覚なのか、どんなに不安で恐ろしいものなのか、それは本人しか分かりません。 この本は、彼女が医師の立場から、そして障害を持って生きることの意味を語って下さっている。健常者にとっても、生きるとはどういうことか、考えさせてくれる素晴らしい本です。 誰もが明日の健康が保障されているわけではありません。相手の立場に立ってものを考えるのは難しいし、どんなに想像力を駆使しても体験しなければ知りえないことがあります。 それをこの本は彼女自身が体験した真実を明確に教えてくれます。それでも、まだ彼女の苦悩の日々がどんなに大変だったかは、私には想像する域から出ることができません。でも、それでも、かなり近い所まで近づいて相手の立場、思いを想像して追体験できると思います。 そして、一番感動したのは、脳はまだまだ未知の可能性が満ちており、努力・訓練次第で再生への道があるということです。 年輪を重ねるごとに記憶力低下や運動機能の低下など、年齢のせいだと決めつけないで、諦めないで懸命に脳を使い新たな可能性を伸ばしていこうと意欲的に考えることができました。
8年前にジョン・J・レイティ氏の「脳のはたらきのすべてがわかる本」を買って読み、脳神経科学について興味を持っていたので、今回再び氏の本を手に入れました。 脳についてはまだまだ未知の領域が無限にあると思っているので、難しい内容ではありますが、最後までめげずに読み通し理解できるようになりたい考えました。 第1章から第10章までありますが、私は第9章の「加齢 賢く老いる」の章から読み始めています。 その中に”年を重ねてもずっと社交的で活動的な人は、脳の劣化のスピードを遅らせることができる。退職後の人の脳内血流レベルを調べたところ、運動を続けている人は退職して四年経ってもほとんど変わらなかったのに対し、運動をあまりしない人は著しく低下していた。…… ”の文を読んで、その後、納得できる説明が書いてあったので、とても参考になりました。 確かに年をとってニューロンが壊れ始めても、脳を強くするための運動や様々な刺激で脳を鍛えていけば、老化を遅らせて健康寿命を延ばせる気がします。 健康で長生きするには、脳を鍛えて脳細胞をどんどん増やしていくことが大切ですが、この本はその増やし方について、様々な事例を元に説明してくれているので、読む価値あります。
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壊れた脳 生存する知
整形外科医だった彼女が重篤な高次脳機能障害を発症して、壮絶な喪失体験を味わった苦悩の日々を綴った本です。彼女の実体験からくるエッセイですから、同じ障害で苦しんでいる方やその家族にも大変参考になる良本です。 実際に同様の障害を体験しなければ、想像力だけでは相手の苦痛が理解できません。難解な書籍を沢山読みこなした方でも、当人が体験している現実的な世界は分からないでしょう。 どんな風にものが見えるのか、どんな感覚なのか、どんなに不安で恐ろしいものなのか、それは本人しか分かりません。 この本は、彼女が医師の立場から、そして障害を持って生きることの意味を語って下さっている。健常者にとっても、生きるとはどういうことか、考えさせてくれる素晴らしい本です。 誰もが明日の健康が保障されているわけではありません。相手の立場に立ってものを考えるのは難しいし、どんなに想像力を駆使しても体験しなければ知りえないことがあります。 それをこの本は彼女自身が体験した真実を明確に教えてくれます。それでも、まだ彼女の苦悩の日々がどんなに大変だったかは、私には想像する域から出ることができません。でも、それでも、かなり近い所まで近づいて相手の立場、思いを想像して追体験できると思います。 そして、一番感動したのは、脳はまだまだ未知の可能性が満ちており、努力・訓練次第で再生への道があるということです。 年輪を重ねるごとに記憶力低下や運動機能の低下など、年齢のせいだと決めつけないで、諦めないで懸命に脳を使い新たな可能性を伸ばしていこうと意欲的に考えることができました。
脳を鍛えるには運動しかない!
8年前にジョン・J・レイティ氏の「脳のはたらきのすべてがわかる本」を買って読み、脳神経科学について興味を持っていたので、今回再び氏の本を手に入れました。 脳についてはまだまだ未知の領域が無限にあると思っているので、難しい内容ではありますが、最後までめげずに読み通し理解できるようになりたい考えました。 第1章から第10章までありますが、私は第9章の「加齢 賢く老いる」の章から読み始めています。 その中に”年を重ねてもずっと社交的で活動的な人は、脳の劣化のスピードを遅らせることができる。退職後の人の脳内血流レベルを調べたところ、運動を続けている人は退職して四年経ってもほとんど変わらなかったのに対し、運動をあまりしない人は著しく低下していた。…… ”の文を読んで、その後、納得できる説明が書いてあったので、とても参考になりました。 確かに年をとってニューロンが壊れ始めても、脳を強くするための運動や様々な刺激で脳を鍛えていけば、老化を遅らせて健康寿命を延ばせる気がします。 健康で長生きするには、脳を鍛えて脳細胞をどんどん増やしていくことが大切ですが、この本はその増やし方について、様々な事例を元に説明してくれているので、読む価値あります。