マンガ大賞に続いて「このマンガがすごい!2010 オンナ編第1位」獲得で2冠を達成した話題作。いったいだれが競技かるたを題材にしたマンガがここまでメジャーになると予想しえたでしょうか?作者と編集者の努力には頭が下がります。 ストーリーも安定軌道に乗っている感じで、まだまだ楽しませていただけそうです♪ さて、競技かるたの実戦テレビ番組はめったにないのですが、年に1度の名人戦・クイーン戦の季節が今年もやってきました。1月9日(土)13時30分から、NHK・BS2で放映です!。 昨年永世クイーンを獲得した女子大生クイーンと、前人未到の11連覇中の現名人が、それぞれ記録を伸ばすのかどうか、目が離せません(個人的には昨年の名人戦3回戦のような名勝負をまた観たい)。番組では初心者に向けた入門解説などもしっかり用意されています(NHKですから、そこはぬかりないですよ)し、実戦の迫力とスリラー映画のような緊迫した心理戦を堪能できるめったにない機会です。これを観れば「ちはやふる」をますます面白く読めること請け合いですよ!
何世紀にもわたりその時々の超一流の数学者を悩ませ、時に人生をも翻弄したフェルマーの最終定理(完全証明に至るまでは“最終予想”)。この一見中学生でも分かる命題の簡潔さと、底知れぬ奥の深さを兼ね備えた題材の妙、そして時代時代の数学者達が織りなす人間ドラマが、ページを繰る手を止めさせない。 命題は簡潔でも証明の過程は超専門的らしく、文化系の自分はモジュラー形式などと言われてもなんのことやらサッパリだが、もとよりそのような一般読者を想定して書かれているので、命題の意味さえ理解できれば十分面白く読めるでしょうし、むしろ数学が非常に魅力的に思えてきます。例えば、アカデミー作品賞受賞作映画『ビューティフル・マインド』が、鑑賞者に数学の知識を持つことを強いていないのに似ていると思いますが、そこに数学の魅力を一般読者に伝える努力を加えたのが本書だ、と言えるかも知れません。 それから、翻訳の自然さも特筆もので、洋書独特の読みにくさが微塵もありません。 女性数学者や邦人数学者の果たした役割・業績に光が当たっているところに好感が持て、クライマックスの緊張感もスゴイ。まさに大河ドラマというべきドキュメンタリー作品です。
競技かるたというマイナーなスポーツ(実際畳の上のスポーツです)を扱って、競技の面白さを存分に引き出しつつ、仲間に支えられながらステップアップする主人公の成長物語を見せる。 “はじめの一歩”にも共通する正統派のスポ根の造りで、百人一首の歌の味わいという文化的側面にも光を当てているのが好感を持てるし、幅広い読者層に訴求する作品だと思います。競技かるたは知らなくとも、百人一首をひとつでも覚えている方ならより楽しめますよ。 実戦は、毎年お正月の三が日明けにNHK-BS2で名人戦・クイーン戦を放送しているのですが、今年はサッカー解説者の中西哲生さんがゲストで出ていて、初めての観戦ながら、番組中盤から「奥が深い」とため息混じりの感嘆を連発し、サッカーにも通じるスポーツ的な魅力にも感心しておられました。 競技かるたのテレビ放送は来年の名人戦・クイーン戦までお預けですが、それまでこの作品で予習して観るのも良いでしょう。
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ちはやふる(7)
マンガ大賞に続いて「このマンガがすごい!2010 オンナ編第1位」獲得で2冠を達成した話題作。いったいだれが競技かるたを題材にしたマンガがここまでメジャーになると予想しえたでしょうか?作者と編集者の努力には頭が下がります。 ストーリーも安定軌道に乗っている感じで、まだまだ楽しませていただけそうです♪ さて、競技かるたの実戦テレビ番組はめったにないのですが、年に1度の名人戦・クイーン戦の季節が今年もやってきました。1月9日(土)13時30分から、NHK・BS2で放映です!。 昨年永世クイーンを獲得した女子大生クイーンと、前人未到の11連覇中の現名人が、それぞれ記録を伸ばすのかどうか、目が離せません(個人的には昨年の名人戦3回戦のような名勝負をまた観たい)。番組では初心者に向けた入門解説などもしっかり用意されています(NHKですから、そこはぬかりないですよ)し、実戦の迫力とスリラー映画のような緊迫した心理戦を堪能できるめったにない機会です。これを観れば「ちはやふる」をますます面白く読めること請け合いですよ!
フェルマーの最終定理
何世紀にもわたりその時々の超一流の数学者を悩ませ、時に人生をも翻弄したフェルマーの最終定理(完全証明に至るまでは“最終予想”)。この一見中学生でも分かる命題の簡潔さと、底知れぬ奥の深さを兼ね備えた題材の妙、そして時代時代の数学者達が織りなす人間ドラマが、ページを繰る手を止めさせない。 命題は簡潔でも証明の過程は超専門的らしく、文化系の自分はモジュラー形式などと言われてもなんのことやらサッパリだが、もとよりそのような一般読者を想定して書かれているので、命題の意味さえ理解できれば十分面白く読めるでしょうし、むしろ数学が非常に魅力的に思えてきます。例えば、アカデミー作品賞受賞作映画『ビューティフル・マインド』が、鑑賞者に数学の知識を持つことを強いていないのに似ていると思いますが、そこに数学の魅力を一般読者に伝える努力を加えたのが本書だ、と言えるかも知れません。 それから、翻訳の自然さも特筆もので、洋書独特の読みにくさが微塵もありません。 女性数学者や邦人数学者の果たした役割・業績に光が当たっているところに好感が持て、クライマックスの緊張感もスゴイ。まさに大河ドラマというべきドキュメンタリー作品です。
ちはやふる(4)
競技かるたというマイナーなスポーツ(実際畳の上のスポーツです)を扱って、競技の面白さを存分に引き出しつつ、仲間に支えられながらステップアップする主人公の成長物語を見せる。 “はじめの一歩”にも共通する正統派のスポ根の造りで、百人一首の歌の味わいという文化的側面にも光を当てているのが好感を持てるし、幅広い読者層に訴求する作品だと思います。競技かるたは知らなくとも、百人一首をひとつでも覚えている方ならより楽しめますよ。 実戦は、毎年お正月の三が日明けにNHK-BS2で名人戦・クイーン戦を放送しているのですが、今年はサッカー解説者の中西哲生さんがゲストで出ていて、初めての観戦ながら、番組中盤から「奥が深い」とため息混じりの感嘆を連発し、サッカーにも通じるスポーツ的な魅力にも感心しておられました。 競技かるたのテレビ放送は来年の名人戦・クイーン戦までお預けですが、それまでこの作品で予習して観るのも良いでしょう。