旅籠 桜屋・宿泊記
宿泊日時
令和5年11月中旬 1泊2日
到着・チェックイン
東海道の宿場町に佇む老舗旅籠「桜屋」に夕刻到着。江戸時代から続く歴史ある建物は、黒光りする梁と白壁のコントラストが美しく、玄関先の提灯が温かな光を放っていた。
女将さんが丁寧にお出迎えくださり、歴史ある帳場での記帳を経て、2階の角部屋「梅の間」へご案内いただく。
客室について
梅の間(8畳+次の間4畳)
- 築150年の建物ならではの味わい深い梁
- 障子越しに見える中庭の手入れされた庭園
- 火鉢と座卓で再現された江戸情緒
- 現代的な設備も程よく調和
夕食
囲炉裏のある食事処での夕膳は圧巻でした。
献立
- 先付:季節の山菜の白和え
- 椀物:松茸の土瓶蒸し
- お造り:地元川魚の活け造り
- 焼物:囲炉裏で焼く岩魚の塩焼き
- 煮物:里芋と鴨の治部煮
- 御飯:新米の炊き立て土鍋飯
- 水物:手作り寒天
地産地消にこだわった素朴で滋味深い料理の数々。特に囲炉裏で焼く岩魚は絶品で、炭火の香りと共に江戸時代の旅人気分を満喫できました。
館内施設・サービス
- 風呂:檜造りの内湯(温泉ではないが、薬湯で疲れが取れる)
- ロビー:古い旅籠の帳場を再現、旅の資料展示
- 中庭:手入れされた日本庭園、朝の散策におすすめ
- 売店:地元の工芸品や名物菓子
朝食・チェックアウト
朝食は昔ながらの一汁三菜。焼き魚、出汁巻き玉子、自家製味噌の味噌汁など、どれも丁寧に作られており、朝から心が温まる。
チェックアウト時には女将さんお手製の旅のお守りをいただき、心のこもったおもてなしに感動。
総評
★★★★★(5/5)
現代の便利さを残しつつも、江戸時代の旅籠の風情を存分に味わえる貴重な宿です。特に:
良かった点
- 歴史ある建物の雰囲気が最高
- 女将さんをはじめとするスタッフの心温まる接客
- 地元食材を活かした郷土料理
- 非日常を味わえる空間作り
改善点
- 古い建物のため、冬場は少し寒さを感じるかも
- 設備面で現代ホテルのような利便性は期待できない
おすすめ度
歴史好き、和の文化に興味がある方には特におすすめ。現代の喧騒を忘れ、ゆっくりと時間が流れる贅沢を味わえる素晴らしい宿でした。また季節を変えて訪れたいと思います。

