到着〜チェックイン
秋の夕暮れ時、山間の静寂な道を抜けて「やすらぎ荘」に到着した。木造の温かみある建物が夕陽に照らされ、まさに名前の通り心が安らぐ佇まいだった。玄関には季節の花が活けられ、女将さんが笑顔で迎えてくださった。
チェックインの際、お抹茶と季節の和菓子でもてなしていただいた。ロビーには囲炉裏があり、薪がぱちぱちと音を立てて燃えている。都市部の喧騒から解放され、早くも心が落ち着いていく。
お部屋
案内されたのは6畳の和室。畳の香りが心地よく、窓からは山々の紅葉が一望できる。床の間には季節の掛け軸と、可憐な秋の花が生けられている。シンプルながらも、細部にまで行き届いた心配りが感じられる空間だった。
部屋に置かれた手作りのしおりには、館内の案内とともに近隣の散歩コースも紹介されており、宿の方々の温かいおもてなしの心が伝わってくる。
温泉
やすらぎ荘自慢の温泉は、源泉かけ流しの天然温泉。内湯と露天風呂があり、特に露天風呂からの眺めは絶景だった。紅葉に彩られた山々を眺めながら、ゆっくりと湯に浸かる贅沢な時間。湯質は肌に優しく、長湯をしても疲れることがない。
夜は星空が美しく、都市部では見ることのできない満天の星を見上げながら入浴できた。まさに心身ともに癒される時間だった。
お食事
夕食は地元の食材をふんだんに使った会席料理。山菜、川魚、地鶏など、四季を感じられる品々が美しく盛り付けられている。特に印象的だったのは、囲炉裏で焼かれた岩魚の塩焼き。香ばしい香りとともに、素材本来の美味しさを堪能できた。
朝食は、炊きたてのご飯、手作り味噌の味噌汁、地元野菜の漬物など、シンプルながらも心に染みる日本の朝食。一つ一つの料理に込められた愛情を感じることができた。
スタッフの方々
女将さんをはじめ、スタッフの皆さんの温かいおもてなしが印象的だった。押し付けがましくなく、必要な時にさりげなくサポートしてくださる姿勢に好感が持てた。地元の歴史や自然についても詳しく教えていただき、滞在がより豊かなものになった。
周辺散策
朝食後、宿の方に勧められた散歩コースを歩いた。清流沿いの遊歩道は空気が澄み切っており、野鳥のさえずりが心地よい。途中で出会った地元の方々も親切で、この地域全体に温かい人情を感じることができた。
総評
やすらぎ荘での一泊二日は、文字通り心が安らぐ時間だった。豪華さはないが、真心のこもったおもてなしと美しい自然に囲まれ、日頃の疲れを癒すことができた。都市部の慌ただしい生活を忘れ、ゆっくりとした時間の流れを味わえる貴重な場所だ。
また季節を変えて訪れたい、そんな温かい宿との出会いだった。
宿泊日: 2024年11月中旬
料金: 一泊二食付き 12,000円(税込)
評価: ★★★★☆(5点満点中4点)
おすすめポイント: 温泉、地元料理、スタッフのおもてなし
注意点: 最寄駅からバスで30分、本数が少ないため事前確認必要

