花とハーブとグルメの宿シューレビュー・宿泊記
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宿への第一印象

車でアプローチすると、まず目に飛び込んできたのは色とりどりの花々に囲まれたエントランス。季節の草花が丁寧に手入れされ、まるで絵本の世界に迷い込んだような印象を受けました。建物は木の温もりを感じる落ち着いた外観で、都市部の喧騒から一気に解放される感覚でした。

玄関を入ると、ラベンダーやローズマリーなどのハーブの心地よい香りが館内に漂い、疲れた心を瞬時に癒してくれます。フロントスタッフの温かい笑顔と丁寧な対応で、到着早々にこの宿での特別な時間への期待が高まりました。

客室の魅力

今回宿泊したのは「ハーブガーデンビュー」の和洋室。窓を開けると、宿自慢のハーブガーデンが一望でき、朝には鳥のさえずりとともに清々しいハーブの香りが部屋中に広がります。

部屋には地元の木材を使った家具が配置され、シンプルながらも温かみのある空間。ベッドリネンは肌触りが良く、枕元にはささやかなラベンダーサシェが置かれており、細やかな心遣いを感じました。

バスルームにはハーブを使ったオリジナルのアメニティが用意されており、特にカモミールとローズヒップのボディソープは上品な香りで、バスタイムがより贅沢なものとなりました。

夕食 - 地産地消のハーブフレンチ

この宿の最大の魅力とも言える夕食。地元の新鮮な食材と宿で栽培されたハーブを使ったフレンチコースは、まさに芸術品のような美しさでした。

前菜:地元野菜のテリーヌにバジルオイルを効かせた一皿。野菜本来の甘みとバジルの爽やかさが絶妙にマッチ。

メイン:信州牛のローストにローズマリーとタイムを使ったソース。肉質は柔らかく、ハーブの香りが肉の旨みを引き立てていました。

デザート:自家製ハーブティーのムースとエディブルフラワーの装飾。見た目の美しさだけでなく、繊細な味わいに感動しました。

シェフ自らが各テーブルを回り、料理の説明をしてくださる温かいサービスも印象的でした。地元の生産者との繋がりや、ハーブ栽培への情熱を聞くことで、料理への愛情をより深く感じることができました。

朝食とハーブ体験

朝食は和洋ビュッフェスタイル。地元の新鮮な野菜や果物はもちろん、宿で作られたハーブパンや、摘みたてのハーブを使ったサラダなど、朝から贅沢な気分を味わえました。

特に印象的だったのは、オーナーが案内してくださったハーブガーデンツアー。30種類以上のハーブが栽培されており、それぞれの効能や使い方を丁寧に教えていただきました。ツアーの最後には、好きなハーブを選んで作る「マイブレンドハーブティー」の体験も。自分だけのオリジナルティーは、素敵なお土産となりました。

館内施設とサービス

ハーブショップ:宿で栽培されたドライハーブや、オリジナルのハーブ商品を購入できます。特にハーブソルトやハーブオイルは、家庭でも宿の味を楽しめると好評でした。

読書ラウンジ:暖炉のある落ち着いた空間で、ハーブティーを飲みながら読書を楽しめます。夜にはゲストが自然と集まり、温かい交流の場となっていました。

足湯:ハーブガーデンを眺めながら楽しめる足湯は、散策で疲れた足を癒すのに最適でした。

スタッフのホスピタリティ

何より印象的だったのは、スタッフ皆さんの心からのもてなし。一人ひとりのゲストを大切にしている姿勢が随所に感じられ、まるで親戚の家を訪れたような温かさがありました。ハーブや料理に関する質問にも詳しく答えてくださり、この宿への愛情を感じることができました。

総評

花とハーブとグルメの宿「シュー」は、単なる宿泊施設を超えた特別な体験を提供してくれる場所でした。自然の恵みを存分に活かした料理、心を込めて育てられたハーブガーデン、そして何よりもスタッフの温かいホスピタリティによって、日常を忘れさせてくれる贅沢な時間を過ごすことができました。

都市部の喧騒に疲れた心を癒したい方、美食を求める方、そして自然と触れ合いたい方に、心からおすすめしたい宿です。きっと多くの人にとって、忘れられない素敵な思い出となることでしょう。

評価:★★★★★

次回は違う季節に訪れて、四季折々のハーブと料理を楽しみたいと思います。


宿泊日:2025年8月
宿泊プラン:ハーブガーデンビュー和洋室・フレンチディナー付