宿の概要
宿名: プチリゾート 赤い馬
所在地: 海辺の小さな漁港町
宿泊日: 2024年11月
部屋タイプ: 海側和室(10畳)
宿泊人数: 2名
到着・チェックイン
午後3時頃、車で宿に到着。小さな看板に「赤い馬」の文字が書かれた、こぢんまりとした佇まいの宿が見えてきました。建物は昔ながらの和風建築で、玄関先には季節の花が飾られ、温かみのある雰囲気を醸し出していました。
女将さんが笑顔で出迎えてくださり、チェックインの手続きもスムーズ。館内は清潔で、廊下には地元の漁師さんが撮影した海の写真や、この地域の歴史を物語る古い漁具などが飾られていて、この土地ならではの味わいを感じられました。
客室
海側の和室は10畳の広々とした空間で、窓からは漁港と青い海が一望できました。部屋は伝統的な畳敷きながらも、エアコンやテレビなどの設備は整っており、快適に過ごせる環境でした。
特に印象的だったのは、窓際に置かれた小さなテーブル。ここに座って海を眺めながらお茶をいただく時間は、日常の忙しさを忘れさせてくれる贅沢なひとときでした。夕方には漁船が港に戻ってくる様子も見ることができ、まさに漁港の宿ならではの光景を楽しめました。
温泉・お風呂
宿には小さいながらも情緒ある温泉があります。泉質は単純温泉で、肌に優しく、疲れた体をじんわりと温めてくれました。内湯のみですが、窓からは海を臨むことができ、特に夕暮れ時の入浴は格別でした。
お湯の温度はちょうど良く、ゆっくりと浸かることができます。石鹸やシャンプーなどのアメニティも一通り揃っており、タオルも清潔で気持ち良く使えました。
夕食 - 地魚の饗宴
この宿の最大の魅力は、なんといっても新鮮な地魚を使った料理です。夕食は個室の食事処でいただきました。
お料理の内容
前菜: 地元の海藻を使った酢の物、小魚の南蛮漬け お造り: 本日水揚げされた5種の地魚(真鯛、平目、アジ、イカ、地魚の白身) 焼き物: 金目鯛の煮付け - 宿の自慢の一品 煮物: 地野菜と魚のあら炊き 揚げ物: 小アジの唐揚げ - 骨まで食べられる絶品 ご飯もの: 鯛めし 汁物: あら汁 デザート: 地元産フルーツの寒天寄せ
特に印象に残った料理
金目鯛の煮付け: 宿の看板料理だけあって、身がふっくらと柔らかく、甘辛いタレが絶妙にからんでいました。金目鯛本来の上品な味わいが存分に活かされていて、これまで食べた煮付けの中でも最高級の一品でした。
お造り: 朝獲れの魚を使用しているため、鮮度は抜群。特に平目の縁側の甘みと、真鯛の上品な味わいは忘れられません。わさびも地元産で、ツンとした辛みが魚の旨みを引き立てていました。
鯛めし: 鯛の出汁がしっかりと染み込んだご飯に、鯛の身がたっぷり。シンプルながらも、素材の良さが光る逸品でした。
朝食
朝食も地魚を中心とした和定食でした。焼き魚(アジの干物)、卵焼き、海苔、お味噌汁(あさりの身入り)、ご飯、漬物という構成で、シンプルながらも一つ一つが丁寧に作られていることが伝わってきました。
特にアジの干物は、塩加減が絶妙で、ふっくらとした身が口の中で崩れる食感が素晴らしかったです。あさりのお味噌汁も、磯の香りが豊かで、朝の体に優しく染み渡りました。
サービス・おもてなし
女将さんをはじめとするスタッフの皆さんは、とても温かく親切でした。地元の観光スポットや美味しいお店の情報を教えてくださったり、魚の調理法について詳しく説明してくださったりと、心のこもったおもてなしを受けることができました。
また、チェックアウトの際には、地元で作られた小さなお土産(海苔の佃煮)をいただき、心温まる思い出となりました。
周辺環境・アクセス
宿の周辺は静かな漁港町で、早朝には漁師さんたちの活気ある声が聞こえてきます。歩いて5分ほどのところには小さな漁港があり、朝の散歩には最適です。また、車で15分ほどの距離に地元の名所である灯台もあり、夕日を見るのにおすすめのスポットです。
最寄りの駅からは車で約30分。公共交通機関でのアクセスはやや不便ですが、その分静寂な環境で、都会の喧騒から離れてゆっくりと過ごすことができます。
総評
プチリゾート 赤い馬は、新鮮な地魚料理と温かいおもてなしが魅力的な、まさに「隠れ家」のような宿でした。豪華な設備はありませんが、素朴で心温まる雰囲気の中で、本当に美味しい魚料理を堪能することができます。
特に、都市部では味わえない獲れたての地魚を使った料理の数々は、この宿でしか体験できない贅沢だと思います。魚好きの方、静かな環境でゆっくりと過ごしたい方には、ぜひおすすめしたい宿です。
おすすめ度: ★★★★☆
料理: ★★★★★
設備: ★★★☆☆
サービス: ★★★★☆
立地: ★★★☆☆

