鹿の湯 つちや・宿泊記
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宿の概要

宿泊日: 2024年11月中旬
宿名: 鹿の湯 つちや
所在地: 栃木県那須郡那須町湯本181
アクセス: 那須塩原駅よりバス約35分、「那須湯本」下車徒歩3分

到着・チェックイン

午後3時頃、紅葉が美しい那須の山間に佇む「つちや」に到着。木造の趣ある建物が温泉街の風情を醸し出している。玄関では女将さんが温かく迎えてくださり、歴史を感じさせる館内へと案内された。

ロビーには囲炉裏があり、薪の燃える音と香りが旅の疲れを癒してくれる。チェックインの手続きはスムーズで、那須の観光情報や温泉の入浴方法について丁寧な説明をいただいた。

客室

部屋タイプ: 和室8畳(山側)
設備: テレビ、冷蔵庫、エアコン、洗面台、ウォシュレット付きトイレ(共用)

シンプルながらも清潔感のある和室。窓からは那須の山々が一望でき、特に朝の景色は格別だった。布団は程よい硬さで、ゆかたとタオル類も用意されている。WiFiは館内で利用可能。

温泉・入浴

鹿の湯(共同浴場)

つちやの宿泊者は、徒歩1分の距離にある歴史ある共同浴場「鹿の湯」を利用できる。

泉質: 単純酸性硫黄温泉(硫化水素型)
効能: 神経痛、筋肉痛、関節痛、疲労回復など
特徴:

  • 白濁した硫黄泉で、独特の香りが温泉情緒を高める
  • 熱めの湯温(42-48℃)で複数の浴槽がある
  • 「1番湯」から「6番湯」まで温度が段階的に設定されている
  • 朝6時から利用可能で、朝湯は特に気持ち良い

入浴マナーについて事前に説明があり、地元の方々との触れ合いも温泉旅行の醍醐味の一つだった。

食事

夕食

時間: 午後6時30分〜
会場: 食事処

地元の食材を活かした山の幸中心の会席料理。特に印象深かったメニュー:

  • 前菜: 季節の山菜盛り合わせ
  • 椀物: きのこの澄まし汁
  • 造り: 川魚の刺身
  • 焼物: 那須牛のステーキ(柔らかく絶品)
  • 煮物: 地野菜の炊き合わせ
  • ご飯: 栃木県産コシヒカリ
  • デザート: 季節のフルーツ

ボリューム満点でありながら、素材の味を大切にした優しい味付け。地酒の那須の地酒も料理によく合った。

朝食

時間: 午前8時〜
会場: 食事処

温泉宿らしい和定食。焼き魚、温泉卵、地野菜の煮物、味噌汁、ご飯など、朝から体に優しいメニューが並ぶ。特に温泉卵は鹿の湯の源泉で作られており、まろやかな味わいが印象的だった。

サービス・スタッフ

女将さんをはじめスタッフの方々は皆親切で、温泉街の歴史や那須の見どころについて詳しく教えてくださった。老舗宿ならではのおもてなしの心を感じられる接客だった。

周辺観光・散策

那須湯本温泉街散策

  • 殺生石: 徒歩10分、那須の名所
  • 温泉神社: 徒歩5分、温泉の守り神
  • 那須ロープウェイ: 車で15分、茶臼岳への空中散歩

朝の散歩では温泉街の風情を存分に味わえた。硫黄の香りと山の空気が心地よく、都市部では味わえない贅沢な時間を過ごせた。

総評

宿泊料金: 1泊2食付き 12,000円〜15,000円程度(シーズンにより変動)

歴史ある那須温泉郷で、昔ながらの温泉宿の良さを味わえる貴重な体験だった。豪華さはないものの、温泉、食事、おもてなし、すべてにおいて心のこもったサービスを受けられる。特に鹿の湯での入浴体験は、他では味わえない温泉文化を感じられる貴重な体験だった。

おすすめ度: ★★★★☆

温泉好きや日本の伝統文化に興味のある方には特におすすめ。リピートしたくなる、心温まる宿だった。

チェックアウト・帰路

翌朝10時にチェックアウト。女将さんが玄関まで見送ってくださり、「またお越しください」という温かい言葉に送られて宿を後にした。那須の自然と温泉、そして人の温かさに触れた素晴らしい滞在だった。