到着まで
標高1,800メートルの高原に佇む万座温泉。軽井沢から車で約1時間半、曲がりくねった山道を上がっていくと、次第に空気が薄くなり、涼しさを感じ始める。万座ハイウェイを進むにつれ、眼下に広がる景色は徐々に雄大さを増していく。
万座亭に到着すると、まず目に飛び込んでくるのは硫黄の香りと、遠くに見える白根山の美しいシルエット。フロントでの受付を済ませ、ロビーでウェルカムドリンクをいただきながら、大きな窓から見える絶景に心が躍る。
客室での寛ぎ
今回宿泊した和室10畳の客室は、シンプルながらも清潔感があり、窓からは万座の雄大な自然が一望できる。特に夕方の時間帯は、西日が山々を照らし、刻々と変化する光景に見入ってしまう。
客室のアメニティも充実しており、浴衣や丹前も用意されている。高原の夜は想像以上に冷え込むため、暖房設備がしっかりしているのもありがたい。
万座温泉の湯めぐり
白濁の湯「法性の湯」
万座亭の代表的な温泉である法性の湯は、乳白色に濁った硫黄泉で、その効能の高さで知られている。露天風呂からは万座の山々が一望でき、特に朝の時間帯は朝霧に包まれた幻想的な景色を楽しめる。
湯温は少し熱めだが、硫黄の香りとともに肌がつるつるになる感覚が心地よい。泉質は酸性硫黄泉で、美肌効果や疲労回復に効果があるとされている。
内湯「薬師の湯」
内湯の薬師の湯は、外の天候に左右されることなく、ゆっくりと温泉を楽しめる。大きな窓からは外の景色も見え、雪の日でも快適に入浴できる。
食事の楽しみ
夕食
万座亭の夕食は、地元群馬の食材をふんだんに使った会席料理。特に印象的だったのは、上州和牛のしゃぶしゃぶと、地元で採れた山菜の天ぷら。高原野菜の新鮮さも格別で、普段都市部では味わえない素材本来の味を堪能できた。
食事処からも万座の景色が見え、美味しい料理とともに美しい夕景を楽しめるのは贅沢な時間だった。
朝食
朝食は和定食で、温泉粥や地元の野菜を使った小鉢が並ぶ。特に温泉で炊いた粥は、ほんのり硫黄の香りがして、万座ならではの体験だった。朝の澄んだ空気の中でいただく朝食は、一日の始まりにふさわしい清々しさがあった。
周辺散策
湯畑散策
万座温泉の中心部にある湯畑は、硫黄の煙がもくもくと立ち上がる神秘的な場所。遊歩道が整備されており、間近で温泉の源泉を見ることができる。特に夕方の時間帯は、夕日に照らされた湯煙が幻想的な美しさを見せる。
空吹の散策路
万座亭から徒歩で行ける空吹は、硫黄ガスが噴出する迫力ある自然現象を間近で観察できるスポット。ただし、ガスの濃度によっては立ち入り制限がある場合もあるので、事前に確認が必要。
夜の万座
標高の高い万座では、都市部では見られない満天の星空を楽しめる。客室のベランダから見上げる星空は、まさに宝石をちりばめたような美しさ。空気が薄く澄んでいるため、天の川もはっきりと見えた。
夜の温泉も格別で、露天風呂に浸かりながら星空を眺める時間は、日常の喧騒を忘れさせてくれる至福のひととき。
朝の万座
早朝の万座は、また違った魅力を見せてくれる。朝霧に包まれた山々、澄んだ空気、鳥のさえずり。朝風呂に入りながら、徐々に明けていく空を眺めるのは、万座温泉ならではの贅沢な体験だった。
総評
万座亭での宿泊は、都市部の喧騒から離れ、大自然の中で心身ともにリフレッシュできる素晴らしい体験だった。特に温泉の泉質の良さ、美しい景色、そして心のこもったサービスが印象的。
高原の気候は変わりやすく、夏でも朝晩は冷え込むため、服装には注意が必要だが、それも含めて万座温泉の魅力の一部。都市部では体験できない自然の力強さと美しさを存分に味わえる、特別な場所だと感じた。
また季節を変えて訪れたい、そんな風に思わせてくれる万座温泉万座亭での宿泊だった。特に紅葉の季節や雪化粧した冬の万座も見てみたいと、次回の訪問への期待が膨らむ。
宿泊データ
- 宿泊施設:万座亭
- 宿泊日:[日付]
- 客室:和室10畳
- 料金:[料金]
- アクセス:軽井沢駅からバスまたは車で約1時間半

