ホテルたてしな・宿泊記
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旅の始まり

長野県茅野市の蓼科高原に佇む「ホテルたてしな」を訪れたのは、紅葉が美しい10月中旬のことでした。標高1,200メートルの高原に位置するこのホテルは、都心の喧騒から離れ、自然と一体となれる贅沢な時間を約束してくれる場所として知られています。

アクセスと到着

JR茅野駅からホテルの送迎バスで約40分。山道を登るにつれて空気が澄んでいき、車窓からは色とりどりに染まった山々が広がります。ホテルに到着すると、モダンな建築と自然が見事に調和した外観に心が躍りました。

エントランスに足を踏み入れると、天井が高く開放的なロビーが迎えてくれます。大きな窓からは蓼科山の雄大な姿が望め、暖炉の温かな炎がホテル全体に上品な雰囲気を醸し出していました。

客室での寛ぎ

今回宿泊したのは、森側に面したスタンダードツインルーム。部屋に入ると、シンプルながらも洗練されたインテリアに目を奪われました。大きな窓からは美しい森の景色が一望でき、ベッドに横になりながら四季の移ろいを感じることができます。

特に印象的だったのは、部屋の隅に設けられた小さな読書コーナー。ゆったりとしたアームチェアに座り、コーヒーを飲みながら本を読む時間は、日頃の疲れを忘れさせてくれる至福のひとときでした。

温泉での癒し

ホテルたてしなの大きな魅力の一つが、源泉かけ流しの温泉です。内湯と露天風呂があり、特に露天風呂は絶景が楽しめる造りになっています。

夕暮れ時に入った露天風呂では、沈みゆく夕日に染まる蓼科の山々を眺めながら、ゆっくりと温泉に浸かることができました。泉質は弱アルカリ性で、肌がすべすべになる美肌の湯として評判通り。温泉から上がった後は、身体の芯から温まり、心地よい疲労感に包まれました。

早朝の温泉もまた格別でした。朝もやに包まれた森を眺めながらの入浴は、一日の始まりにふさわしい清々しい気分にしてくれます。

お食事の楽しみ

夕食

特に印象に残ったのは、信州牛のステーキ。柔らかな肉質と深い旨味は、まさに地元ならではの味わいでした。また、地元の野菜を使ったサラダは、高原の清涼な空気を食べているような新鮮さでした。

ワインは信州産を中心にセレクトされており、ソムリエの方の丁寧な説明を聞きながら、料理との相性を楽しむことができました。

朝食

朝食は和洋のビュッフェスタイル。地元の新鮮な野菜や果物、手作りのパンなど、品数豊富で質の高い料理が並んでいました。特に、その場で作ってくれるオムレツは絶品で、ふわふわの食感と濃厚な味わいが印象的でした。

窓際の席で、蓼科の朝の風景を眺めながらの朝食は、一日を気持ちよくスタートさせてくれる贅沢な時間でした。

アクティビティと周辺散策

ホテル周辺には美しい散策路が整備されており、朝食後に森林浴を楽しみました。空気が澄んでいて、鳥のさえずりや風の音だけが聞こえる静寂な時間は、都市生活では味わえない貴重な体験でした。

また、ホテルから車で15分ほどの場所にある蓼科湖も訪れました。湖面に映る紅葉の美しさは格別で、写真に収めきれないほどの絶景でした。

サービスとホスピタリティ

スタッフの皆さんのサービスは一流で、常に笑顔で接客していただきました。特に、地元の観光情報について詳しく教えてくださったフロントスタッフの方には感謝しています。おかげで、限られた時間の中でも充実した滞在となりました。

また、チェックアウト後も荷物を預かっていただき、身軽に周辺観光を楽しむことができたのもありがたいサービスでした。

総評

ホテルたてしなでの滞在は、まさに「大人の上質なリゾート体験」でした。美しい自然環境、快適な客室、質の高い温泉、そして洗練された料理。どれをとっても満足度の高い内容で、日頃の疲れを癒し、心身ともにリフレッシュすることができました。

特に印象的だったのは、ホテル全体に流れる静寂で上品な雰囲気。騒がしい観光地とは一線を画し、大人がゆったりと過ごせる空間作りが徹底されていました。

季節を変えてまた訪れたいと思わせてくれる、素晴らしいホテルでした。蓼科高原の美しい自然と調和した、特別な時間を過ごしたい方には心からおすすめしたい宿です。


宿泊日: 2024年10月中旬
客室: スタンダードツイン(森側)
宿泊料金: 1泊2食付き 約35,000円(2名1室利用時・1名あたり)
評価: ★★★★★ (5/5)