小説家であり、また医師でもある著者は、これまでにも『日本人の死に時』『人間の死に方』『人はどう死ぬのか』など、死をテーマに著述を発表してきた。
医師として、ひとりの人間として、数々の死を看取ってきた著者の集大成として、本書はある。
死が怖い人へ、かつて死が怖かった人へ、身近な人の最期に悲しむ人へ、迫る自分の死を考える人へ。
すべての人に贈る、死生観の教科書。
読めば死が怖くなくなる。
死とは何か、その恐怖とは何かを考え、その克服法を考える。
はじめにーー死が怖い人へ
第一章 死の恐怖とは何か
第二章 医者は死をどう考えているのか
第三章 死を恐れない人々
第四章 死を全否定する人々
第五章 生とは何か
第六章 死後の世界があるとすれば
第七章 死を明るく見つめてみよう
第八章 死の恐怖の乗り越え方
第九章 幸福な死とは
おわりにーーもし死がなかったら
レビュー(10件)
メメントモリ
自分がということよりも、老いてゆく両親が自らの親の死や友人の死、そして自らの病により希望をどんどん失っていくなかで何か力になれることはないのかと考える日々。 自分自身も50近くなり、メメントモリをより強く意識するようになった。分からない世界をあれこれ考える恐れ慄くのではなく、受けいれ今を生きるしかないなと少し心が軽くなった。
最愛の犬との死別や別居の親の介護と死別など「死」について考える事が多い近年の私。久坂部羊さんの「死ぬこと」についての著書を5冊読みました。どれも綺麗事や美化少なめで、すんなり受け入れられます。死を思うことは同時に生きることを考える機会にもなります。どれも読んで良かったです。