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いま、流行の瀬戸内の島旅。2016年、瀬戸内国際芸術祭が春・夏・秋会期で開催されているだけでなく、広島と愛媛をむすぶ「しまなみ海道」も人気です。どうしても「直島」だけが注目される瀬戸内海の島ですが、瀬戸内海にはドラマチックな島がたくさんあります。 本書は、『島ー瀬戸内海をあるく1集〜第3集』(みずのわ出版)や『日本〈島旅〉紀行』(光文社新書)など、日本の離島に関する数々の著作がある、斎藤潤氏による瀬戸内の島旅の本です。まずは初心者にむけさまざまな島を紹介しながら、島旅の始め方と楽しみ方を紹介します。 特に第3章の「魅力別・行ってみたい島」では、著者が実際に訪れた島をテーマ別に紹介していきます。 まずは、「日本のエーゲ海」とも喩えられる、瀬戸内海のビューポイントを3つ<城山(粟島ー香川県)、金蔵山(柱島ー広島県)、神峰山(大崎上島ー広島県)>紹介します。 続いて、(1)最近元気な島 (2)うまい島宿 (3)猫の島 (4)歴史の香り漂う島々 (5)灯台で有名な島 (6)花が咲き誇る島々(7)伝統的な見物で見逃せない島 (8)島暮らしするように泊まりたい (9)息づいている伝統行事 (10)産業遺産の島々 (11)特別な歴史を持つ島々 のテーマで特徴のある島を掲載。特に「猫の島」では、津島(愛媛県)、野島(山口県)、佐柳島(香川県)の3島をクローズアップします。 瀬戸内国際芸術祭の舞台になる島としては、直島、女木島、小豆島、大島、本島、高見島を大きく取り上げています。 また、花が咲き誇る島々(因島(広島県)<除虫菊>、 岩城島(愛媛県)<桜>、小手島(香川県) <源平桃>、六島(岡山県)<水仙>)や、無人島(大黒神島(広島県)、宇治島(広島県)、円上島/股島(香川県))のルポも注目です。 さらに! めったに取り上げられることがない、とある宗教団体が購入した「黄島」(岡山県)への上陸ルポも!! 新書判(113×176mm)オールカラー320ページと分厚い本の中に紹介された島の数は約90島。あの「直島」だけが瀬戸内の島ではありません。 ぜひ、この本を片手に、瀬戸内海のさまざまな島に行ってみませんか?
レビュー(5件)
わかる、わかる!俺の島
瀬戸内海に面した町に生まれ育った者にとっては、可能な限り瀬戸の島々の事をしりたいわけで、とてもありがたく読ませて頂いています。もう1度目は読んでしまいました、これから、2度目になりますね!嬉しいし、楽しいですね!
唯一無二の内容
瀬戸内海の島旅を考えておりまして購入しました。できることなら、すぐに旅支度をして島旅に出発したいと思わせてくれる素晴らしい本だと思います。お薦めです。
多島美、瀬戸内海。その魅力が詰まった一冊。
行きたい島がいっぱい。
瀬戸内海が好きでしまなみ海道や瀬戸大橋の辺は何回か行ったが、実際に上陸した島は少ない。この本には90の島がかなり詳しく紹介されている。読んでいるとどこも行ってみたくなる。考えてとりあえず真鍋島と白石島に今月中に行くことにした。旅行や移住をと思っている人には最適。買うきっかけは辻村深月の「島はぼくらと」という小説を読んだから。