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教員七年目、松本サリン事件の現場から近い高校に転勤した著者が生徒たちと模索した教育実践、歴史総合の授業を充実させるための作戦(方法)を経て、学習指導要領の内容とはかなり異なる授業プラン、「世界史の学び方一〇のテーゼ」まで。国民国家とは何かを掘り下げ、世界史とは何かを探究し、自分を磨く特別授業。 はじめに 第1講 私たちの誰もが世界史を実践している 1 どうしても世界史を学びたかった経験 2 私たちの歴史実践と二つの世界史 第2講 世界史の主体的な学び方 1 歴史実践の六層構造 2 世界史という歴史実践の再検討 3 歴史対話の五つの方法 第3講 近代化と私たち 1 奴隷や女性を主語にした歴史叙述の試み 2 人種主義に着目して国民国家を再考する 第4講 国際秩序の変容や大衆化と私たち 1 不戦条約を世界史に位置付ける 2 戦争違法化の歴史から「問う私」を振り返る 第5講 グローバル化と私たち 1 二〇世紀後半の民族浄化と強制追放を見つめる 2 ガザ回廊から二一世紀の日本へ まとめ 世界史の学び方一〇のテーゼ おわりに
レビュー(10件)
ファクトチェック
小川先生の著書は自分の歴史やものの見方を変えてくれる。松本サリン事件、アヘン戦争を例に挙げてファクトチェックの重要性が理解できる。 また、実践に役立つ情報も沢山あり、何より分かりやすく読みやすい。
大きくて立派なつがるが7個入ってました。 さっそくひとついただきました。 とても良い香りで美味しいです。