一冊だと思っていたら三冊あったのですね。 続かたかってしまったので、どうも変だと思っていました。,同じ記述の繰り返しや、左翼的表現?が多用されていて読みにくい部分もありますし、事件の性質上読んでいて何度も暗く重い嫌な気持ちにもなります。でも、自分の罪・欠点・負の感情と向き合い文章に書き起こすという、非常に辛く厳しかったであろう作業を成し遂げようという坂口氏の真摯な気持ち、良くも悪くもきまじめで不器用な性格が文章の端々から伺えます。彼らのしてしまった事は重罪ですが、私はどうしても坂口氏を極悪人と言い切る事ができません。,下巻に続いて購入しました。この巻は山岳ベース事件(「総括」と称した同志殺害)の記述が主。暴行の場面は非常に凄惨で、読んでいて気分が悪くなるほどでした。一方で、筆者は暴行がエスカレートしていく中での自身の心理状態やメンバー内の雰囲気を冷静に振り返っており、惨劇に至った原因を解明しようという誠意が感じられました。
レビュー(11件)
娯楽
一冊だと思っていたら三冊あったのですね。 続かたかってしまったので、どうも変だと思っていました。
同じ記述の繰り返しや、左翼的表現?が多用されていて読みにくい部分もありますし、事件の性質上読んでいて何度も暗く重い嫌な気持ちにもなります。でも、自分の罪・欠点・負の感情と向き合い文章に書き起こすという、非常に辛く厳しかったであろう作業を成し遂げようという坂口氏の真摯な気持ち、良くも悪くもきまじめで不器用な性格が文章の端々から伺えます。彼らのしてしまった事は重罪ですが、私はどうしても坂口氏を極悪人と言い切る事ができません。
集団の狂気
下巻に続いて購入しました。この巻は山岳ベース事件(「総括」と称した同志殺害)の記述が主。暴行の場面は非常に凄惨で、読んでいて気分が悪くなるほどでした。一方で、筆者は暴行がエスカレートしていく中での自身の心理状態やメンバー内の雰囲気を冷静に振り返っており、惨劇に至った原因を解明しようという誠意が感じられました。