- 10
- 4.11
「人はいいのに、組織としては残念……」 その原因は組織の「体質」にありました。 多くの人は、社員のやる気の低さや離職の原因が、「やりがい」「仕事内容」「給料」などにあると考えます。ですが、問題の本質はそこではありません。著者のこれまでの経験上、組織を辞めていく人たちの多くは「やりかたが時代遅れ」「価値観が古い」「旧態依然な思考」といった「体質」に不満を持っていたことがわかったのです。 今の若い世代は、ネットやSNSを通して知識や価値観をアップデートしています。デジタルツールを使いこなすのは当たり前だし、他者の尊重や多様性が大切なことや、変化や成長が必要なことも当然知っています。 一方で、組織はどうでしょうか。いまだに「紙」主体の情報共有、画一的な働き方しか認めない空気感、失敗回避前提のしごとの進め方……そんな文化がはびこっています。その「古さ」、要するに「ダサさ」が耐えられなくて、組織を辞めています。 「閉鎖主義」「管理主義」「横並び主義」といった体質が顕在化したのが、こういった「古い組織文化」です。つまり反対に、これらの古い組織文化を変えていくことができれば、やがて組織全体の体質も変わっていきます。 そこで本書では、そんな古い組織文化を変えるために現場からできる方法を100紹介します。
レビュー(10件)
自身の考えに自信が持てた
「新しい発見があった」、「こんな発想の転換があったとは」、、、ということは何もありませんでした。 どちらかと言うと、自身が常日頃当たり前に思っていたことが、カテゴリ分類されて書いてあると感じただけです。 でも、常日頃思うだけ思っていることが、他者でも同じ視点の人がいると気づけた分に関しては自信につながりました。 恐らくこの本は、常日頃から色々考えている人にとっては当たり前すぎる内容で、本か何かで普段何も考えていない脳に知識を入れようとしている人にはあまり役に立たないと思います(その段階まで自身で七転八倒していないので)。 そのあたりも踏まえ、興味のある人には「偶には他者の意見の一つでも参考にさせて貰おうか」という視点で読める人にはお勧めです。
現在の対応方法として参考になる本です。世代別に考え方は様々で難しい時代ですがこの本に習って頑張りたいと思いました。
具体的な話題がたくさん書かれていて、参考になりました。